デジタル一眼カメラ 知っておきたい撮影の基礎知識200
第3回

写真を上達させる第一歩は「カメラの構え方」

「押せばそれなりに写る」のがデジタルカメラの良いところですが、自分なりの表現を突き詰めたいと考えたときには「それなり以上」の使いこなしが求められるもの。高性能化が進み「可能なこと」が増えた現行世代のデジタルカメラにおいては、把握すべき事柄も増え続けています。

プロカメラマン・河野鉄平さんによる「デジタル一眼カメラ 知っておきたい撮影の基礎知識200」では、デジタルカメラの仕組みや特性、各種機能の使いどころ、構図の作り方、光の捉え方などなど、カメラ、ひいては「写真」を理解する上で必要となる基礎的な知識を掲載。個々の項目は細かく区切られており、確認したい知識をすぐに参照できる工夫がなされています。

本記事では、PART1「写真撮影で必ず理解しておきたい基本項目65」より、カメラの構え方についての解説を掲載します。

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デジタル一眼カメラ 知っておきたい撮影の基礎知識200

写真がうまい人は構え方も整っている

正しく構えれば手ブレも防げて疲れない
撮影は構え方も重要です。いい写真を取る人で、構え方が雑な人はあまり例がありません。きちんと構えれば手ブレもしにくくなりますし、長時間同じ格好で撮っていても体力の消耗を最小限に抑えられます。

まず横位置で撮る際は、右手でカメラボディのグリップを握り、左手で底部を支えます。このとき両脇はしっかり締めます。縦位置で撮る際はシャッターボタンを上にする構え方と下にする構え方が。疲れにくいのは後者ですが、前者は縦位置と横位置を切り替えやすいのが魅力です。

立って撮影する際は、両足を肩幅まで開きます。しゃがんで撮る際は片膝を地面につけると安定感が増します。また第2回で述べたように、ファインダーから撮る際は接眼部に目を押し付けましょう。カメラが寄り安定します。逆にライブビュー撮影はどうしてもカメラを手前に引き出して撮るために安定感が崩れやすいです。しっかり両脇を締めて安定感を意識しましょう。

なお、カメラは必ずストラップを取り付けましょう。ストラップを付けカメラを首から下げていれば、不用意に手からカメラが滑っても落下させずに済みます。両手も自由に使えます。ストラップは手首に巻き付けたり、肩がけするなど、さまざまな使い方が可能です。

横位置は左手で底部とレンズを支える
右手でカメラグリップを握り、底部を左手で支えます。シャッターボタンは右手人差し指で押し、ズームを調整する際は左手の親指と人差し指で行います。両脇は締めます。

縦横を切り換えしやすい縦位置の構え方
シャッターボタンを上にする構え方は縦位置横位置の切り換えをすばやく行えるのが魅力です。片手でカメラを支えるため、長い時間構え続けるのには不向きです。

カメラの重量を分散できる縦位置の構え方
シャッターボタンを下にする構え方は両手でカメラを支えられるため、カメラの重量がそれだけ分散できます。女性にも利用しやすい撮影スタイルです。

両足は肩幅程度まで開く
両足は肩幅まで開くのが基本。安定感が保てます。狭い場所では両足を前後に開くスタイルも。

ストラップは手首に巻きつける方法も
ストラップはこのように手首に巻き付けるだけでも有効です。誤って手から離れても地面に落とさずに済みます。ストラップはカメラを不用意な落下から守ってくれます。

ライブビュー撮影は構え方が不安定になりやすい
ライブビュー撮影はファインダー撮影よりも手ブレしやすいので注意。カメラストラップをピンと張るとカメラが固定できます。


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