ポートレートのための鉄板ポーズ&構図集
第3回

初心者でもトライしやすい「肩を抱く」ポーズ

モデルの個人撮影に挑戦してみたいけれど、どのようなポーズを指示すればいいかがイメージできない場合は、プロの具体例を実際に見てみることが近道です。

ポートレートのための鉄板ポーズ&構図集」では、主に女性のアイドル、タレントの写真などで使われる定番ポーズを集めました。

ポートレート撮影に向けたポーズ集ではありますが、人物イラストのポーズ例や生成AIのプロンプトなど、様々な用途で参考になる情報が詰まっています。

本記事では「肩を抱く」ポーズの例を紹介します。

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ポートレートのための鉄板ポーズ&構図集

肩を抱く

「肩紐をずらす」からの流れで撮ることのできるポーズです。肩ひもを落とすことに抵抗のあるモデルでも、肩を抱いたり、肩をすくめるというポーズなら特に問題はないでしょう。キャミソールやノースリーブの衣装なら、セクシーさや女性の丸みを見せることができます。

片手で肩を抱いてもよいですし、両手で自分を抱きしめるような形でも構いません。水着の場合、グラビアアイドルなどは肩を抱くと同時に、胸を腕で持ち上げたりという「別の効果」を狙ったりもします。もっとも、衣装にかかわらず使えるポーズですし、手の置きどころで悩む必要がないので、ビギナーのモデルでも比較的トライしやすいポーズだと思います。


ポートレートのための鉄板ポーズ&構図集

著者プロフィール

河野英喜

女優・俳優・声倭・アーティスト・文化人といった人物撮影を中心に、広告やエディトリアルで長年にわたって活躍中。また、写真専門誌やカメラメーカー主催の講演・ワークショップなどでの撮影指導、写真審査、記事の執筆なども手掛ける。公益社団法人 日本写真家協会(JPS) 正会員。

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