映像、音楽、演劇などをフラットに楽しめる場を作りたかった
世田谷区奥沢にあるクリエイティブオフィスのDRAWING AND MANUAL(以下DAM)が倉庫兼撮影スタジオとして使っていたスペースをリノベーションしてクリエイティブな発表の場「FACTORY」を創設した。もともとこの建物は1964年の東京オリンピックの際には数ある名勝負の計算センターとして使われた所。ここをクリエイティブなオープンスペースとして開放し、アート、デザイン、広告、写真、音楽、パフォーミングアーツ、ディスカッション、演劇など、毎月一回の活動を続けていく。
「本当の(Fact)、物語(Story)を生み出す工場(Factory )でありたいとFACTORYと名付けました。DAM自体が様々な分野に関わっています。我々だけではなく、共にクリエイティブに携わった仲間に声をかけて実験の場を提供していきたい。映像ができ上がっていく過程自体を体験してもらう。あるいは1度発表した作品の改訂版など、あらゆるものがあっていい。そんなスペースになればいいなと考えています」(菱川勢一氏)。
第1回は、4月6日から11日までYouTubeで話題の「旅する鈴木展」を開催。世界中を旅する夫婦の裏側を紹介する展示になる予定。