2026年4月21日(火)〜5月3日(日)京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室


京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室にて齋藤陽道、澄毅「The Insight of Being」が開催される。会期は、2026年4月21日(火)〜5月3日(日)。
存在を見つめ境界を広げる者と、過ぎ去っていく存在を掴み直そうとする者。
齋藤陽道氏と澄毅氏は異なる視点・アプローチを用いつつ、共に人間の存在に改めて向き合い、生かしたいと願う。
人間も世界も、すべての物事は移り変わっていく。その中で齋藤陽道氏の写真は他と自身の境界すら取り払った世界への条件なき肯定と「未来永劫変わらない光景への祈り」を湛える。自然と子どもに『神のうちの存在』を見出す齋藤陽道氏は圧倒的な写真の力に自身も飛び込んでいく。
一方で澄毅氏にとっての写真は忘却の抵抗。いつか生を失ったものが忘れられ光となり「実体」を失うことに抗うように、澄毅氏は写真がプリントされた紙に刺繍を施す。糸により立体としての質量を持つ時、そこには「永遠」の片鱗がある。
今回、齋藤陽道氏の写真は「神話」シリーズから。澄毅氏は新しい本に収録される作品を中心に展示する。共に額装作品を中心にコレクションできる形で展示する。






<写真展概要>
展覧会名:齋藤陽道、澄毅「The Insight of Being」
会期:2026年4月21日(火)〜5月3日(日)
時間:11:00〜18:00(※最終日は17:00まで)
会場:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室
住所:〒605-0038 京都府京都市東山区堀池町374-2
<プロフィール>
齋藤 陽道(さいとう はるみち)
1983年、東京都生まれ。東京都立石神井ろう学校卒。熊本県在住。
ろう者として生きる自身の経験を背景に、視線、距離、時間、関係性といった要素を丁寧に掬い取りながら、言語に還元される以前の感覚を写真として定着させてきた。
代表作に、震災以後の世界と幼子が遊ぶ生の連なりを見つめた《神話》シリーズ、ろう者の仕事と暮らしを記録する《働くろう者を訪ねて》、作品群などがある。近年は、写真を「記録」や「証拠」として消費するのではなく、時間を超えて残り続ける「ことば」として捉える視点から、大判プリントや写真集制作にも力を注いでいる。
澄 毅( すみ たけし)
1981年京都生まれ。明治大学文学部•多摩美術大学情報デザイン学科卒。
「見える先の世界を見出す」ことをテーマに主に写真を用い、身体的な感覚を重視した制作過程で作品を発表している。本に「空に泳ぐ」「指と星」(いずれもリブロアルテ刊)。近年は写真に刺繍を施す新しい作品を発表している。
公共的な場での作品制作として、2024年には難病であるALSを扱う映画「杳かなる」のビジュアル作成やLGBTのかぞく写真に刺繍を施したりしている。










