獣人・擬人化 人外デザインのコツ

創作において物語を動かし、表現するキャラクターには、しばしば世界観や物語を象徴するデザインが適用されます。そこには本人の性格や服装、持ち物だけでなく、時にはキャラクター自身の「種族」も含まれており、動物などをモチーフにしたキャラクター造形も珍しいものではありません。

「獣人・擬人化 人外デザインのコツ」では、動物をベースとしたキャラクター造形の方法論とともに、キャラクターの作例を解説。擬人化の際に重要な特徴の捉え方やデフォルメの度合い、動き表現の「人らしさ」「動物らしさ」の出し方など、実際に物語の中でキャラクターを動かす上で把握しておくべきポイントを詳しく知ることができます。

著者は漫画作品「人馬」やゲーム「モンスターハンター」シリーズの3Dモデリング、キャラクターデザインなどに携わっている墨佳遼さん。

「人間とは違うなら、では違うとされる人間とは何か? 違うというなら、差異になる箇所はどこなのか。(中略)人外を描くことで、より人を描ける。より自分の知らない世界に興味を持てる。素晴らしいモチーフです」(第一章 漫画・アニメ・ゲームのために描く基礎知識「人外とはそもそも何か?」より引用)