千代田路子展「永遠の野原 ー野原に記憶を預ける」

2024年5月22日(水)〜5月28日(火)STRIPED HOUSE GALLERY

写真作家の千代田路子氏の写真展「永遠の野原 ー野原に記憶を預ける」が、東京・六本木のSTRIPED HOUSE GALLERYにて開催される。会期は、2024年5月22日(水)〜5月28日(火)。
本展は、2019年に開催された写真展「幾へにもーふたつの旅ひとつの物語」の続編で、今回は野原を巡る物語となっている。会場では、伊勢和紙 浄ら芭蕉でのプリント作品約30点が展示される。

母が亡くなって以来、母を介護した時の記憶に悩まされた私は、いつしか忘れたいと思うようになった。と、同時に忘れたいと思うことへの後ろめたい気持ちにも苛まれた。
そんな煩悶の中で、「何かを忘れようとすればするほど、心に残るものだ。ある人曰く、何かを捨てなければならない時は、心に刻みつけよ」という、ウォン・カーワイの映画の言葉を思い出し、囚われている記憶を見つめ直してみようと思った。母の遺品を整理し、記憶を書き出すうちに、それらを弔い、埋葬したいと思いはじめた。そして私は、私にとって特別な場所である野原に入り、囚われていた記憶を埋める旅を空想した。(ステートメントより引用)

<写真展概要>

千代田路子展「永遠の野原 ー野原に記憶を預ける」

会期:2024年5月22日(水)〜5月28日(火)
休廊日:会期中無休
時間:11:00〜18:30 (最終日 17:30)
会場:STRIPED HOUSE GALLERY
住所:〒106-0032 東京都港区六本木5-10-33-3F ストライプハウスギャラリー
TEL:03-3405-8108 FAX:03-3403-6354

<プロフィール>

千代田路子(ちよだ・みちこ)
グラフィックデザイナーから光学メーカー(senior executive officer)を経て、写真作家に転身。作品は、ストーリーテリングを重視し、近年は”喪の時”をテーマにした作品作りに取り組んでいる。国内外での個展の開催、エキシビションへの参加、コンテストでの受賞、美術館や写真財団での作品収蔵の実績がある。また、写真を通じて社会に貢献したいと、日本の伝統文化芸能の記録撮影に取り組んでいる。近年は仏像修復の工程を記録し、展覧会の開催、出版など文化財の保存・継承を啓蒙するプロジェクトを展開している。
ウェブサイト:https://www.michikochiyoda-jp.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/michiko_chiyoda/

関連記事