カメラを買い、それなりの期間撮影をしていても、特別に機会を作らないと縁遠いままになりがちな撮影ジャンルのひとつが、ポートレートです。相手が必要なこともあり、本格的に始めようと思えば何かと手間暇かかることもあるでしょう。
「ポートレートを始めよう!モデル撮影はじめてBOOK」では、ポートレート撮影に主軸を置いたイベントである「撮影会」について詳細に解説。著者は自身でも撮影会を主催しているプロフォトグラファーの河野英喜さん。実際にいくつかの撮影会へ参加し、撮影会の種類や準備する内容、参加時の注意点などを作例とともに紹介しています。
本記事ではPart2「撮影会に行ってみよう」より、撮影会に参加する際の注意点などについて説明します。
参加する前に考えておきたいこと
申し込みが済んだら、事前の準備をします。まず考えたいのは、撮影場所はどんなところなのか、ということ。それによって、どんな写真が撮れるかイメージを膨らませましょう。公園などの場合は、ロケハン(事前に撮影場所を見ておくこと)してもよいかもしれません。
持ち込む機材はどんな撮影方法なのかによって違うので、この記事以降で紹介するそれぞれの撮影会に持っていった機材を参照してください。
また、慣れないと、「どんなポーズを撮ったらいいか」と焦ってしまうもの。基本の5ポーズを参考にしましょう。
撮影場所はどんなところ?
ハウススタジオでの撮影会なら、そのスタジオのホームページを参照して室内の間取りや写真を参考に、イメージを膨らませましょう。
公園やストリートの撮影なら、Googleマップや、インターネット上にある他の人が撮った写真を見るなどして場所の雰囲気をつかんでおくとよいでしょう。
衣装はどうなる?
モデルによっては、撮影会の前にTwitterなどで当日の衣装をお知らせしている人もいるので、どんなイメージなのか参考にしてもいいでしょう。
また、衣装のリクエストや小物の持ち込みをOKとしている場合もあります。その場合は、まずは主催者に必ず確認を取るようにします。
Kono’s Advice:疑問点は主催者に確認!
例えば、スタジオに三脚は持ち込める?など、撮影に関して疑問がある場合、直接ハウススタジオの管理会社や公園の管理者に問い合わせるのは、基本的にはNG。まずは撮影会の主催者に確認するようにしましょう。
ポートレート撮影の基本5ポーズ
撮影初心者で、伝えられるポーズのバリエーションがあまりない人は、この5つの基本ポーズを中心にいろいろなポーズをイメージしてみましょう。ポートレート撮影に慣れていくと、「自分が好きなフレーミング」というのが出てきますが、それにこだわらずいろいろなポーズを撮ってみるのがおすすめです。
寄る
引く
後ろ姿
立つ
座る