カメラを買い、それなりの期間撮影をしていても、特別に機会を作らないと縁遠いままになりがちな撮影ジャンルのひとつが、ポートレートです。相手が必要なこともあり、本格的に始めようと思えば何かと手間暇かかることもあるでしょう。
「ポートレートを始めよう!モデル撮影はじめてBOOK」では、ポートレート撮影に主軸を置いたイベントである「撮影会」について詳細に解説。著者は自身でも撮影会を主催しているプロフォトグラファーの河野英喜さん。実際にいくつかの撮影会へ参加し、撮影会の種類や準備する内容、参加時の注意点などを作例とともに紹介しています。
本記事ではPart2「撮影会に行ってみよう」より、撮影会選びから申し込みまでの流れを紹介します。
参加する撮影会を決めて申し込もう
撮影会に参加しよう!と思ったら、まずはどのタイプの撮影会に参加するか考えます。1対1の個人撮影でじっくり撮るのもいいですし、大人数撮影でたくさんのモデルの中から撮ってみたいモデルを探すのもいいでしょう。まだモデルとのコミュニケーションに不安があるなら、短時間のグループ撮影という方法もあります。
参加する撮影会によっては、1部、2部、3部…など、時間帯が選べる場合があります。自然光が入るなら、まず考えたいのは「どの光」で撮りたいかです。朝の光か、昼の光か、夕方の光か、そんなことも考えて時間帯を選びましょう。
どのタイプの撮影会を選ぶ?
まずは、どんなタイプの撮影をしたいか考えていきます。それぞれの撮影会の特徴を考えて撮影会を選びましょう。
- あのモデルさんを1対1で撮ってみたいな~。
- まだ1対1は、はずかしいな…。大人数撮影かな
- とにかく、いろんなモデルさんを撮ってみたい!
スタジオ撮影と屋外撮影でいうと、慣れていないならスタジオ撮影の方が撮影ポイントがわかりやすいかもしれません。屋外撮影なら、モデルに撮影ポイントを聞きながら進めることもできます。
Kono’s Advice:自然光は天候に左右される
もちろん、光で時間を選んだとしても、当日は曇りや雨だった、ということもあります。思いどおりにならなかったとしても、それはそれで切り替えていきましょう。「当日、天気が悪い場合は」と考えて準備することも必要です。
どんなモデルを選ぶ?
大抵の撮影会は、どんなモデルが参加しているかを事前にチェックができます。特に1対1の撮影の場合は、どのモデルを撮りたいかが、撮影会を選ぶ際の重要な要素になります。
Kono’s Advice:写真だけでモデルを選ぶ時は
実際に見たことがないモデルを選ぶ時は、撮影会の案内にある1枚の写真だけではなく、いろいろな写真を見てみることをおすすめします。モデル本人のTwitterには、これまでに撮影された写真がたくさん上げられているはずなので、参考にするとよいでしょう。
参加申込方法は?
撮影会参加申込は、インターネット上から行います。大抵の撮影会はデジタル決済システムに対応しており、支払いもクレジットカードやPayPay、コンビニ決済などが利用できるので、自分がやりやすい方法で事前に支払いを済ませておきましょう。