2019年11月2日~2020年1月13日 入江泰吉記念奈良市写真美術館
写真家、百々 新の歩んできた道を辿る旅
2019年11月2日から2020年1月13日の間、入江泰吉記念奈良市写真美術館にて百々 新「WHITE MAP~on the Silk Road~」展が開催される。
第38回木村伊兵衛賞を受賞した「対岸」をはじめ、日本写真協会新人賞を受賞した「上海の流儀」、京都を撮った「鬼にも福にも―もうひとつの京都」、新作「ウランバートル」、さらに百々が幼少期を過ごした奈良の作品なども加えて展示される。
世界の在りようをなるべく等価に見ようとしたとき、グラデーションのように浮き彫りになる差異。そこに人間の多様性という面白みを感じ、写真にするという百々。
「何か特別なできごとや特別な人ではない、この星の日常を見続けていると、その違いからあぶり出される素性に人間のどうしようもなさと、可愛さを感じるのです。上海に出会い、街の変化と自らの変化を重ね合わせて人間を見ることを考え、写真を生業として選び、奈良から東京へ暮らしを移し、文化風習の違うカスピ海を囲む国々のプライドを見ることで対岸の存在を意識してきました」。
11月2日は、オープニングトークショー「百々 新×河瀬直美(映画監督)」が行なわれる。
<開催概要>百々 新「WHITE MAP~on the Silk Road~」展
期間:2019年11月2日(土)~2020年1月13日(月)
会場:入江泰吉記念奈良市写真美術館
奈良県奈良市高畑町600-1
http://irietaikichi.jp/
開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日
入館料:一般500円、高校・大学生200円、小・中学生100円