ニッポンぶらりカメラ旅
第4回

スマホ?コンデジ?ミラーレス?ぶらりカメラ旅のベストカメラは何ですか?

写真にハマっているアマチュアにとっては、「テーマはどんなものにすればよいか?」「撮影方法はどうすればよいか?」「上手に写真を撮るためには?」など、本気になればなるほど、堅く考えてしまうものです。そんな人達に写真家の丹野清志氏は、著書「ニッポンぶらりカメラ旅」の中で、肩ひじはらずにカメラを持ってふらっと旅をして、思いつくままに写真を撮ることを勧めています。「町から町へ、なりゆきまかせで移動していくと、いろいろな出会いがあり、出会いの一つ一つに心がふるえるのです。」と言います。
そんな心をふるわせる被写体に出会える旅はどうしたらできるのでしょうか?


本記事では、第1章「ぶらりカメラ旅入門」からカメラについてのアドバイスをご紹介します。

ニッポンぶらりカメラ旅(丹野清志・著)

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私の旅カメラ。今、欲しいカメラが一つあるのだが、さて。

 

旅の仕方でカメラが決まる

旅の仕方は人それぞれ違うのですから、好きなカメラを使えばいいのですよということになるわけですが、それじゃあミもフタもない。で、私流で選んでみたいと思います。

ぶらりカメラ旅では、気軽に使えるカメラであることが第一条件ですから、まずおすすめはコンパクトカメラ。お気軽カメラとあなどるなかれ、「コンデジ」は、マクロ撮影からズームで望遠撮影まで自由自在に活用できるまさに万能旅カメラです。

コンパクトカメラのよさは、撮るぞと身構えることなくぶらりぶらり歩くリズムに乗って軽いフットワークで撮り歩くことができるところにあります。しかしコンパクトカメラは記念写真用メモカメラという印象が強く、ちょいと作品狙いという人には抵抗があるようです。コンパクトカメラにも高級ハイエンドカメラもありますよと言っても、デジカメならコンデジはコンデジ、やはり一般には一眼レフがランク上ということになるのですね。

 

プラナー45ミリF2レンズを装着したソニーα7R

 

コンデジに続いて登場したのが、一眼レフからミラー装置を外したしくみの小型軽量ボディで高画質のミラーレス一眼カメラで、いまでは一般的デジタルカメラの主流になりつつあります。

で、私流ぶらりカメラ旅向きのカメラは新コンパクトカメラのミラーレスカメラがイチオシとなるのかなと思います。が、重厚なカメラでしっかり構えて撮り歩きたいという人も当然いて、フィルムカメラの旅を続ける人もいます。結局旅のベストカメラとは、カメラ旅をする人の写真の目的と旅歩きのリズムに合うカメラということになります。

 

コンデジは気軽なスナップには最適。[長野県上田城で]

 

<玄光社の本>


ニッポンぶらりカメラ旅

 

著者プロフィール

丹野 清志

(たんの・きよし)

1944年生まれ。東京写真短期大学卒。写真家。エッセイスト。1960年代より日本列島各地へ旅を続け、雑誌、単行本、写真集で発表している。写真展「死に絶える都市」「炭鉱(ヤマ)へのまなざし常磐炭鉱と美術」展参加「地方都市」「1963炭鉱住宅」「東京1969-1990」「1963年夏小野田炭鉱」「1983余目の四季」。

主な写真集、著書
「村の記憶」「ササニシキヤング」「カラシの木」「日本列島ひと紀行」(技術と人間)
「おれたちのカントリーライフ」(草風館)
「路地の向こうに」「1969-1993東京・日本」(ナツメ社)
「農村から」(創森社)
「日本列島写真旅」(ラトルズ)
「1963炭鉱住宅」「1978庄内平野」(グラフィカ)
「五感で味わう野菜」「伝統野菜で旬を食べる」(毎日新聞社)
「海風が良い野菜を育てる」(彩流社)
「海の記憶 70年代、日本の海」(緑風出版)
「リンゴを食べる教科書」(ナツメ社)など。

写真関係書
「シャッターチャンスはほろ酔い気分」「散歩写真入門」(ナツメ社)など多数。

著書(玄光社)
町撮りアート写真ブック
ニッポンぶらりカメラ旅
お気に入りカメラで楽しむ自分流町歩き写真の方法
写真集のつくり方
写真教室では教えない“新スナップ写真”の方法
誰も教えなかった “自分流写真”の方法
[四季を味わう]ニッポンの野菜


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