ポートレート撮影 レフ板ライティング完全マスター
第1回

ポートレート撮影のキホン 反射面の面積を把握して「レフ光」の回し方を変えよう

ポートレート写真を撮影するにあたり、光をコントロールする技術は習得しておいて損はありません。その場の光を操作する撮影機材や用品はいくつもありますが、中でも「レフ板」は、持ち運びやすさや汎用性、入手性の高さで人気の高い撮影用品です。

ポートレート撮影 レフ板ライティング完全マスター」では、様々なレベルに対応したレフ板の使い方を網羅。レフ板の種類や基礎的な使い方を紹介する「基本編」、スポット光や反射光、複数枚の運用法を教える「応用編」、様々なシーンでの実例をもとに具体的な使い方を伝える「実践編」からなり、あらゆるシーンで使えるレフ板のテクニックを実践的に学ぶことができる一冊となっています。

本記事では「基本編」より、レフ板のサイズと、サイズ別に使い分ける場面についての解説を抜粋して掲載します。

ポートレート撮影 レフ板ライティング完全マスター

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揺れる裾と清々しい表情を同時にとらえる

トップライトに近い逆光で、ひらっと揺れるスカートと、清々しい笑顔を同時に求めて、全身をねらう。表情だけでなく、全身のフォルムが大事なので、180㎝クラスのレフ板で全身にしっかり光を回している。

ソニーα7RⅢ FE85mmF1.4 GM 絞り優先オート F1.4 1/800秒 +0.3EV補正 ISO100 WB:太陽光 仕上がり設定:スタンダード 180cm丸レフ(白)モデル:品田セシル

レフ板のサイズによる使い分け

<使用するレフ板>

  • 80cm 丸レフ(白)
  • 180cm 丸レフ(白)

80cm のレフ板使用

80㎝クラスの白のレフ板を使用。バストアップ・ウエストアップくらいまでならカバーできる。

180cm のレフ板使用

180㎝クラスの白のレフ板を使用。頭から足先まで、全身に光が行き渡っているのがわかる。

全身に光を当てるなら180㎝クラスを

レフ板にはさまざまなサイズがラインナップされている。それだけ用途によって使い分けがなされているという意味だ。ポートレート使用で一般的なものは、直径80㎝〜100㎝クラス、それと長辺180㎝クラスの大きさだ。

レフ板の大きさが変われば、光の当たる面積が変わる。面積が広くなれば、それだけ反射面が広くなるので、広範囲でレフ光を当てることができるということ。つまり、全身に光を当てるときは、サイズの大きなレフ板を選択するのが望ましいということだ。

また、面積が大きいほど、レフ光が回る。できるだけ柔らかく光を回したいときは、サイズの大きなものを選ぶとよいだろう。

もう一つは使い勝手の面。サイズが大きいほどコントロールがしにくく使い勝手が劣る。1対1での撮影時では、使い勝手や取り回しのよさも念頭に置いて選択したほうがよい。バストアップか、入れても膝切りくらいの構図での撮影が中心なら、80〜100㎝サイズでカバーできることが多く、おすすめだ。


ポートレート撮影 レフ板ライティング完全マスター

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