スマホで成功!売れる商品写真撮影講座
第2回

タップとピンチで簡単!デジタルズームと明るさ調整の使い方

スマホで成功!売れる商品写真撮影講座」は、きれいな商品写真を撮影するためのノウハウをまとめた本です。プロ並みの写真を撮るためには、高度なテクニックや、高価な機材が必要だと思いがちです。しかし、この本で久門易さんが使うカメラは、スマホです。スマホでもちょっとしたコツとセンスがあれば、きれいな写真が撮れるといいます。

本記事では、Part1 「知られざるスマホカメラの実力」より、「意外に知らないスマホ撮影の基本」をお届けします。

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「ズーム」を使って大きく撮る

伝わる写真にする基本は、見せたい物を画面に大きく写すことです。ふだんはあまり意識しませんが、大きく写す方法には、「近づく」ことと「ズーム」の2通りあります。この違いをしっかり理解しましょう。

小さいとわかりにくい

被写体の写り方が小さいと、余分な物がたくさん写るので、何を伝えたいのかわかりにくくなります。

近づくと歪む

大きく写す時にスマホを被写体に近づける人が多いですが、こうすると形が歪み、背景に余分な物が写りがちです。

「ズームで大きく」がベスト

被写体から離れていても、ズームを使えば大きく写せます。近寄って写すよりも形がキレイに写り、背景もすっきりするのが特徴です。この撮り方が、商品写真や人物撮影の基本です。

「タップ」操作の2つの効果

画面をタップすると、その位置にピントを合わせることができます。同時に、その位置に合わせて明るさも調整されます。

タップしてピントを合わせる

遠くにある物と近くにある物を一緒に撮る時や、小さな物を並べた時などにピント合わせをする必要があります。

手前の青い馬をタップすると、ここにピントが合います。黄色と赤の馬はボケて写ります。

奥の赤い馬をタップすると、赤い馬にピントが合いました。青い馬は大きくボケ、黄色の馬も少しボケています。

タップした部分が「グレーの濃さ」になる

タップしたところに応じて写真の明るさも変わります。これは、ピントを合わせた部分が暗すぎたり明るすぎたりせず、中ぐらいの明るさ=「グレーの濃さ」になるようにスマホが調整するためです。白い物や黒い物を撮る時は、思い通りの明るさに写らない原因となります。こういう場合に必要なのが「明るさ調整」です。

黒い猫をタップすると、ここにピントが合いますが、黒い部分を「グレーの濃さ」にしてしまうため、写真がとても明るくなってしまいます。

白い猫をタップすると、手前にピントが合いますが、白い部分を「グレーの濃さ」にしてしまうため、写真が暗く写ります。

 


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スマホで成功!売れる商品写真撮影講座

著者プロフィール

久門 易

(くもん・やすし)

1961年生まれ。会社員生活の途中、芸術写真家に憧れ上京。写真館「写真道場」を運営しつつ、「コマーシャル・フォト」「フォトテクニック」(玄光社)、「CAPA」(学研)、「日本カメラ」(日本カメラ社)などで多数の長期連載をしてきた。その一方で、楽天大学のネットショップ向け撮影講座(2001年〜)、LlXILの工務店向け施工事例撮影講座(2005年〜)、通信教育「たのまな」 の商品撮影講座(2014年〜)など多数の講師経験を持つ。

著書
「標準デジカメ撮影講座」(翔泳社)
「伝わる!売れる!仕事によく効くデジカメ撮影術」(翔泳社)
「今日からデジカメ写真がうまくなる」(ソフトバンク新書)
「食わず嫌いのための逆引きフォトレタッチ術」(日本カメラ)
「キレイに撮りたい!」(技術評論社)
「技あり!ビジネスフォト撮影&編集術」(秀和システム)
「フォト×バイク ライダーのライダーによるライダーのための写真術」(秀和システム)など多数

著書(玄光社)
スマホで成功! 売れる商品写真撮影講座
ネット通販売れる商品写真 トラの巻
ワンダー・フォトグラフィー


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