SNSではさまざまな動画を見ることができ、多くの人が日々動画コンテンツを楽しんでいると思います。スマートフォンには動画撮影機能があり、誰もが手軽に動画を撮ることができますが、たくさんの人に見てもらえる動画にするには、撮影後にどんなことをしたらいいのか、そもそも撮り方にも作法があるのか、疑問は尽きませんよね。
本書「3秒で心をつかむ ショート動画の作り方」では、動画クリエイターのマーク(熊田勇真)氏が、スマートフォン1台で作ることができるショート動画の制作方法を難易度ごとに丁寧に解説しています。せっかくスマートフォンを持っているなら、一歩踏み出して、楽しい動画作りにトライしてみませんか?
ここでは「3秒で心をつかむ ショート動画の作り方」のなかから、トリック動画などの作り方を難易度別にご紹介します。第7回はトリック動画の作り方・中級編③です。
トリック動画・中級編③
【こんなトリック動画を作ろう】
かっこいい!人物の背後に テキストを出そう
人物が話している内容を、テキストとして表示する動画はよくあります。その場合、たいていは人物にかぶりながら、テキストが手前に表示されますよね。でも、話している言葉が人物の背後に表示されていくとしたら……? テキストを動画に表示するなら、そんなインパクトのあるクールな動画に仕上げてみませんか!
1)スマホ動画について力説するマークの上部にテキストが登場。 | 2)するとマークの背後にテキストが回った…! | 3)テキストで顔が隠れないし、立体感があってカッコイイ! |
→こんな場面で使える!
◯人物が話しながら解説する動画で、印象的なテロップを添えたいならぜひ!
◯オシャレな広告動画などで活用しても効果大!
◯自分の姿を常にしっかり見せ続けたい場合にも有効。
【こんな動画を撮影しよう】
●素材動画 A
撮影が必要なのは、スマホに向かって話している動画だけ。退屈にならないように、身振り手振りで感情を表現しながら語りかけよう。
動画撮影のポイント
◯今回は自分で構図がわかりやすいように、スマホのインカメラで撮影する。顔の位置を中央あたりに配置しておくと、上部にテキストを入れやすい。
◯背景はシンプルなもののほうがGOOD! 画面がスッキリして、テキストが読みやすくなる。
◯話す内容が多い場合、CapCutの「テレプロンプター機能」を使えば台本を覚えなくてもOK! 画面に表示される台本を読みながら撮影することができる。
【CapCutで動画を作ろう!】
1)ホーム画面で「新しいプロジェクト」をタップして素材動画Aを追加し、「テキスト」をタップする。 | 2)「テキストを追加」をタップする。 | 3)話している言葉をテキストとして入力し、必要に応じて編集したら、「✓」をタップする。 |
4)同様にほかのテキストも追加する。テキストに動きを付けたい場合は、テキストを選択し、「アニメーション」をタップして好きな動きを選択しよう。 | 5)テキストがすべて追加できたら、右上の「↑」をタップする。 | 6)「デバイスに保存」→「完了」をタップして、動画をいったん保存する。 |
7)ホーム画面で「新しいプロジェクト」をタップして、新しく動画編集を開始する。 | 8)先ほど保存した動画、素材動画Aの順に選択し、「追加」をタップする。 | 9)素材動画Aを選択し、「オーバーレイ」をタップする。 |
10)素材動画Aが1段下にずれたら、長押しして左方向にドラッグし、保存済み動画の先頭に合わせる。 | 11)素材動画Aを選択した状態で、「背景を削除」→「自動削除」→「✓」をタップして人物だけ抽出する。 | 12)テキストが人物の背後に表示されれば完成! |