「イラストレーター・灘本唯人の全貌 ―男と女のレシピ―」BBプラザ美術館(神戸)

【前期】2019年7月2日(火)~8月4日(日)
【後期】2019年8月6日(火)〜9月16日(月)
BBプラザ美術館

戦後における日本のイラストレーションを牽引したイラストレーター・灘本唯人氏の展覧会が、故郷である神戸で開催される。会場はBBプラザ美術館にて2019年7月2日(火)~9月16日(月)まで。会期中、前期・後期で展示替えが行われ、前期展を観覧した人はチケット半券提示で後期展が無料となる。

BBプラザ美術館の開館10周年を記念した本展覧会は、灘本唯人氏の初期から晩年までの作品を展開し、イラストレーションの重鎮として残した足跡と、時代を超越して我々を魅了した作品を紹介。作家出身の地、神戸で変幻自在の画業を振り返る。

また、8月25日(日)にはグラフィックデザイナー・大迫修三氏とイラストレーター・山崎杉夫氏の対談も企画されている。

灘本唯人 1993年 個人蔵 ※前・後期
灘本唯人 『はなくいライオン』(フレーベル館) 1977年 個人蔵 ※前期
灘本唯人 『大阪労音「クラウディオ・ビルラ」ポスター』 1968年 個人蔵 ※前期
灘本唯人 『ギンザ・グラフィック・ギャラリー「銀座界隈隈ガヤガヤ青春ショー」ポスター』 2009年 個人蔵 ※後期

(リリースより)
1960~70年代、戦後いち早くグラフィックデザインを普及させた亀倉雄策、早川良雄らの活躍により、街にグラフィックデザインの広告が溢れる時代の中で、灘本唯人は独特のデフォルメと、ユニークで人間味溢れるイラストレーションによるデザインにより、一躍時代の寵児となります。特に、人物の風姿表現においては、その優れた色彩感覚、造形感覚による、自由奔放でユーモアあふれる描写で定評を得ていました。仕事は、企業広告、イベントポスターのデザイン、小説の装丁、雑誌の表紙絵や絵本にいたるまで多岐にわたります。

プロフィール:灘本唯人(なだもと ただひと)
1926年神戸生まれ。大野図案工房、山陽電鉄宣伝部を経て61年早川良雄デザイン事務所に入所。67年よりフリー。講談社出版文化賞、ニューヨーク ジャパン グラフィックデザイン大賞、フジサンケイグループ雑誌広告賞、桑沢特別賞ほか受賞。93年紫綬褒章、03年勲四等旭日綬章受章。16年7月19日没。
https://www.tadahitonadamoto.com/

<開催概要>

イラストレーター・灘本唯人の全貌 ―男と女のレシピ―

期間:2019年7月2日(火)~9月16日(月)
【前期】7月2日(火)〜8月4日(日)
【後期】8月6日(火)〜9月16日(月)
会場:BBプラザ美術館
〒657-0845 神戸市灘区岩屋中町4丁目2番7号BBプラザ2F
http://bbpmuseum.jp/
TEL 078-802-9286
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は火曜日)
入場料:一般 400円(320円)
( )内は20名以上の団体料金
大学生以下無料、65歳以上の方、障がいのある方とその付添いの方1名は半額
前期展のチケット半券提示で後期展は無料

主催:BBプラザ美術館・株式会社シマブンコーポレーション
協力:一般社団法人東京イラストレーターズ・ソサエティ・株式会社玄光社
後援:公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会、神戸芸術工科大学、神戸市、神戸市教育委員会、朝日新聞神戸総局、神戸新聞社、産経新聞、毎日新聞神戸支局、読売新聞神戸総局、サンテレビジョン、ラジオ関西

<イベント>

対談『灘本さんの時代と人と作品と』

大迫修三氏(グラフィックデザイナー・元クリエイションギャラリーG8ディレクター)×山崎杉夫氏(イラストレーター)

日時:2019年8月25日(日) 14:00〜15:30
場所:BBプラザ2F アトリウム
定員:約100名
申込不要・聴講無料


<玄光社の本>

灘本唯人 にんげんもよう

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