「海外在住のクリエイターに聞く、外国暮らしと絵の仕事」でご登場いただいたたなか鮎子さん(イラストレーター・絵本作家)の個展「ささやく町ーThe Whispering Town」が、東京・外苑前のGALLERY HOUSE MAYAで開催されている。ヨーロッパでの暮らしから着想をえた架空の町の物語世界を楽しむことができる展覧会だ。
おしゃべりな家、気まぐれな道しるべ、哲学する森。
人々の心のささやきでできた、小さな町があったとしたら……
展示されている絵と半立体作品は、ひとつの物語世界を表現している。それは、ベルリン在住のたなかさんがヨーロッパでの暮らしから着想をえた架空の町「Why Not (ホワイノット)」の風景。
ホワイノットは、人々の小さな「哲学」を成分にしてできた町だという。たなかさんがヨーロッパの人たちと接していて感じるのは、すべての行動の選択がそれぞれの哲学に貫かれているということ。そんなヨーロッパ人の人生観が絵本作家らしい美しい物語世界として表現されている展覧会だ。また作品だけでなく、その世界観を表したグッズやアクセサリーも展示されている。
たなか鮎子展「ささやく町ーThe Whispering Town」
2018年 2月26日(月)ー 3月3日(土)
11:30 ー 19:00 (最終日 17:00 まで)
GALLERY HOUSE MAYA
107-0061 東京都港区北青山2-10-26
Phone:03-3402-9849
http://www.gallery-h-maya.com
<関連記事>
海外在住のクリエイターに聞く、外国暮らしと絵の仕事 イラストレーター たなか鮎子〜多様性が魅力の街、ベルリンで暮らす