人気Instagramerへの道
第2回

フォロワーが見られる時間帯を選んで投稿する!

画像投稿SNSとしてぐんぐんとユーザーを増やすInstagram。どうすれば沢山の人にフォローされる人気インスタグラマーになれるのか?注目を集める話題のインスタグラマーに話を訊いてみました!

今回は、Instagramで特に人気の”ストリートフォト”の手法で日本や海外の街並みを情感豊かに切り取る小林海太郎さんです!

@kaitaro.k(小林海太郎/広告代理店勤務) フォロワー3.5万人(2月22日時点)

Q. 写真を始めたのはいつ?
A. 4年くらい前、カナダの大学に通うことになった時に一眼レフを買ったのがきっかけです。Instagramのアカウントはその前から持っていて、普通にごはんの写真などを載せていたんですが、少しずつ一眼で撮った写真を載せるようになりました。

Q. 写真を撮る際に共通するテーマはありますか?
A. がっちりとしたテーマはありませんが、「その時、その場所にしかないもの」を撮りたいと思っています。今はストリートフォトが多いですが、写真を撮り始めて数年は、建築物などのアーキテクチャーを多く撮っていました。Instagramはスクロールすれば昔の写真を見られるので、編集スタイルが変わったなあ、などと振り返ることができるのもいいですね。

小林さんお気に入りの1枚「A year goes by too fast.」

銀座の交差点で捉えた一枚。ごちゃごちゃした街並みのなか、白と黒のモノクロの世界でスーツの男性が一人で走っているのが面白く、狙って撮った一枚。

Q. 「いいね!」が多くつく投稿の特徴は?
A. 3つありまして、

1.色のコントラストをきれいに出せている:対極の色を出したり、色の深みを出す。
2.主役を作る:人物のシルエットや、車、傘など。
3.その地域らしさを出す:東京の路地裏の写真は海外の方の反応がいいですね。ネオンや看板などでごちゃっとしている雰囲気は海外ではあまりなく、東京らしさが出ていると思います。

「いいね!」が一番多い作品「every moments starts to fade」

画面のちょうど半分からオレンジとブルーに色が分かれている。奥の店から煙が出ていて、人物のシルエットが鮮明に浮かび上がって幻想的な雰囲気に。

Q. 使っているカメラは?
A. 仕事ではソニーα7R II。趣味ではもっぱらフジのX-Pro2です。色味が大好きですし、不思議な事にフジで撮っているといい被写体がくるんですよ!(笑)レンズは35mmのXF23mmF1,4 R一本です。あとは最近はフィルム熱も高まっていて、「写ルンです」でも撮っています。

Q. 投稿の際に気を付けていることは?
A. 海外のフォロワーの方が多いので、日本も海外の方も見られる時間帯を選んで投稿しています。なので、日本時間の夜が多いですね。あとは、Instagramをやる以上、ホーム画面の見栄えは重要だと思います。ストリート、自然、ランドスケープなど写真のジャンルがなるべくバラバラになるようにしています。

Q. 圧倒的に縦位置写真の投稿が多いのはなぜ?
A. スマホの画面は縦長なので、横位置だと小さくなってしまうからです。並べてみると、インパクトの差が歴然ですよね。

縦写真
横写真


フォトテクニックデジタル 2018年3月号

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