ライカカメラ社は、国際写真コンテスト「2020年度ライカ・オスカー・バルナックアワード」を開催する。このアワードは今回第40回目の節目を迎えることを記念し、今年度からは推薦者からの推薦による応募形式に一新、さらなる権威ある賞への発展を目指す。
プロの写真家を対象とした一般部門である「ライカ・オスカー・バルナックアワード」と若手写真家を対象とした新人部門である「ライカ・オスカー・バルナック・ニューカマーアワード」で構成され、新人部門は応募資格が30歳未満となる。
<募集概要>
2020年度ライカ・オスカー・バルナックアワード
Leica Oskar Barnack Award 2020
https://www.leica-oskar-barnack-award.com/
募集作品:
「人びととその周辺環境との関係」をテーマにしたドキュメンタリーまたはコンセプチュアルな写真作品
募集部門:
一般部門 ライカ・オスカー・バルナックアワード
新人部門 ライカ・オスカー・バルナック・ニューカマーアワード(30歳未満)
応募形式:
推薦者からの推薦による応募
推薦を受けた候補者からファイナリストを選び、最終的に受賞者を決定
推薦者:
世界30カ国以上から選定した、世界的に著名な写真のエキスパート70名
推薦人数:
一般部門:各自の基準に基づいてさまざまな写真家の作品を評価・審査し、それぞれ3名の写真家を推薦
新人部門:各推薦者が30歳未満の写真家を1名推薦
選考方法:
2020年5月にウェッツラーのライカ本社にて審査員による選出、2020年9月24日にウェッツラーで開催される授賞式にて一般部門と新人部門の両受賞者を発表
賞品:
一般部門 賞金40,000ユーロ(約480万円)と10,000ユーロ(約120万円)相当のライカカメラ製品
新人部門 写真プロジェクトへの参画/ウェッツラーのライカ本社を巡る2週間の旅と賞金5,000ユーロ(約60万円)相当の「ライカ Q」シリーズのカメラ
受賞作品は、巡回展として世界各地のライカギャラリーや写真フェスティバルで展示される。また『LOBA』40周年を記念して、本年度の受賞作品と一部の過去の受賞作品の特別写真展を、エルンスト・ライツ・ミュージアムとライカ・ギャラリー・ウェッツラーにて開催されるほか、受賞者のプロフィールなどの詳細と作品全点を掲載した雑誌『LOBA』に掲載される。
<2020年度の推薦者>
・スチュアート・アレキサンダー(イギリス):デルピール・エディトゥール社 編集長
・モニカ・アジェンデ(スペイン):キュレーター
・アリア・アリアシ(UAE):ルーヴル・アブダビ
・ペギー・スー・アミソン(UAE):イースト・ウィング・ギャラリー(ドバイ) アーティスティックディレクター
・ホセ・ルイス・アモーレス(スペイン):EFTI (セントロ・インテルナシオナル・デ・フォトグラフィア・イ・シネ)
ディレクター
・レジーナ・アンゼンバーガー(オーストリア):アンゼンバーガー・ギャラリー(ウィーン) ディレクター
・マイケル・ベンソン(イギリス):プリピクテ ディレクター/フォト・ロンドン創設者
・トーマス・ボーバーグ(デンマーク):『ポリティケン』紙 チーフ・フォト・エディター
・クリスチャン・ボロス(ドイツ):アゲントゥアー・ボロス社/ディスタンツ・フェアラーク社/ボロス財団
・ブルーノ・ブジェラル(フランス):写真家
・ニール・バージェス(イギリス):編集者/キュレーター/出版者
・マニラ・カマリーニ(イタリア):『ラ・レプッブリカ』紙 ディレクター・オブ・フォトグラフィー
・クシシュトフ・カンドロヴィチ(ポーランド):アートディレクター/キュレーター
・クラウディオ・カレーラス(スペイン):フォトエディター
・マリアンヌ・カトザラス(チュニジア):写真家
・ジンタラス・チェソニス(ラトビア):カウナス写真ギャラリー キュレーター
・イリナ・チェミレワ(ロシア):フォトビザ国際写真フェスティバル(クラスノダール) アートディレクター
・クラウディオ・コンポスティ(イタリア):ギャラリスト/キュレーター
・ホセ・ミゲル・モレイラ・デ・ソウザ・ノゲイラ(ポルトガル):カマラ・ムニシパル・ド・ポルト フォトエディター
・クララ・デ・テサーノス(グアテマラ):グアテフォト/ラ・フォトテカ 共同創設者兼ディレクター
・シミンドフト・デフガーニー(イラン):Agギャルリー(テヘラン) ディレクター
・ベネデッタ・ドナート(イタリア):キュレーター
・ルネ・エラカー(ノルウェー):写真家/キュレーター
・ジェームス・エストリン(アメリカ):『ニューヨーク・タイムズ』紙 フォトエディター
・ベーザド・ファラゾラヒ(ノルウェー):MELK 創設者兼ディレクター
・Xuan Feng(中国):HuaSheng Media創業者兼グループ・エディトリアル・ディレクター
・ジョアン・フォンクベルタ(スペイン):キュレーター
・アリス・ガブリナー(アメリカ):フォトエディター
・アレッシア・グラヴィアーノ(イタリア):『ヴォーグ・イタリア』誌 フォトエディター
・ワルテル・ガダニーニ(イタリア):ボローニャの大学の教授/ディレクター・オブ・カメラ
・スニル・グプタ(インド):アーティスト/作家/活動家/キュレーター
・デイヴィッド・ハガー(オーストラリア):キュレーター
・ニック・ハンス(ベルギー):写真講師
・マグダレナ・エレラ(フランス)『GEO(フランス語版)』誌 ディレクター・オブ・フォト
・イシュトヴァン・ヴィラーグヴェルジ(ハンガリー):ロバート・キャパ現代写真センター キュレーター
・阮義忠(中国):写真家/作家/出版者/写真学教授
・ルー・コサリ(UAE):ダウンタウン・デザイン ディレクター
・マティアジュ・クリヴィッチ(スロベニア):写真家
・アンナ・ラコステ(フランス):キュレーター
・エヤル・ランデズマン(イスラエル):イスラエル写真フェスティバル 創設者兼アーティスティックディレクター
・オリヴィエ・ローラン(アメリカ):『ワシントン・ポスト』紙 ディレクター・オブ・フォトグラフィー・インターナショナル・エディション
・グウェン・リー(シンガポール):シンガポール国際写真フェスティバル 共同創設者
・スティーヴン・リー(マレーシア):クアラルンプール国際フォトアワード ディレクター
・ベッティーナ・レイドル(オーストリア):クンストハウス・ウィーン ディレクター/フォト・ウィーン ディレクター
・マーク・ルーベル(アメリカ):国際写真センター(ニューヨーク) エグゼクティブディレクター
・エリザ・メッデ(オランダ):『フォーム』誌 フォトエディター
・アズ・ヌアボグ(ナイジェリア):アフリカン・アーティスト財団 ディレクター/ラゴス・フォト・フェスティバル ディレクター
・太田菜穂子(日本): 『東京画』ファウンダー/『東京好奇心』チーフキュレーター
・シルビア・オメデス(スペイン):キュレーター/フォトエディター
・マヌエル・リベラ=オルティス(プエルトリコ/アメリカ):写真家
・ヘルクレス・パパイオアヌー(ギリシャ):テッサロニキ写真博物館 ディレクター
・セーレン・パクター(デンマーク):デニッシュ・スクール・オブ・ジャーナリズム 写真科長
・アンドレイ・ポリカノフ(ロシア):『ロシアン・リポーター』誌 ディレクター・オブ・フォトグラフィー
・ブレット・ロジャース(イギリス):キュレーター/フォトグラファーズ・ギャラリー(ロンドン) ディレクター
・モシェ・ローゼンツヴァイク(オーストラリア):ヘッド・オン・フォト・フェスティバル 創設者兼ディレクター
・定兼玄(ドイツ):アイエム 創業者兼クリエイティブディレクター
・アラン・シャーラー(イギリス):写真家/SPI創設者
・関次和子(日本):東京都写真美術館 学芸員
・ローラ・セラーニ(フランス):キュレーター/著者
・ユーハン・ショーストロム(スウェーデン):イェーテボリ美術館 展示キュレーター
・宋修庭(韓国):写真コンサルタント
・エンリコ・ステファネッリ(イタリア):フォトラックス・フェスティバル ディレクター
・アンソニー・スアウ(アメリカ):写真家
・オリガ・スヴィブロワ(ロシア):モスクワ・マルチメディア美術館 ディレクター
・ガイア・トリポリ(イギリス):『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』誌 ロンドン駐在フォトエディター
・ナンダ・ファン・デン・ベルフ(オランダ):ハイス・マルセイユ写真美術館 ディレクター
・ベンジャミン・ビジェガス(コロンビア):ビジェガス・エディトレス オーナー
・ヴィニート・ヴォーラ(インド):ストリート写真家
・段煜婷(中国):連州國際攝影年展 創設者兼ディレクター/連州攝影博物館 創設者兼館長