2019年5月17日～8月18日 ライカギャラリー東京

医師・写真家の石井靖久が写真展「細胞の海、神経の森」を開催する。場所はライカギャラリー東京で、会期は2019年5月17日から8月18日の間だ。

石井は2017年にキヤノンが主催する写真家オーディション「第1回 SHINES」に入選し、2018年に新たなコンセプトを限定版写真集『Staining』として発売。同作品をパリで開催される写真フェア「PARIS PHOTO 2018」にて発表している。

この『Staining』の制作を機にこれまでの自身の作品表現を見つめ直し、“医師という脳の個性の下に、科学的・感覚的な視座で医学と写真を重ね見て表現する”というスタイルを確立したという。

本展では、このスタイルをベースとして、医学を背景に構成された石井の脳が見た自然風景の写真が展示される。このタイトルは写真展のタイトルだけではなく、今後同様に撮り続けていくシリーズの名称でもある。

水滴は細胞に、木や森は神経に、雨や雪は人間と自然を繋ぐ伝達物質に。これらは全て自然を前に石井の脳が反応した視座の集合体だ。人によってそれぞれ脳の個性があり、脳で見えるものも変わってくる。他の脳からはどのように見えるのだろうか。

＜写真展情報＞
石井靖久写真展「細胞の海、神経の森」
会場 ：ライカギャラリー東京
https://jp.leica-camera.com/
東京都中央区銀座6-4-1
会期：2019年5月17日（金）～8月18日（日）
開館時間：11時～19時
定休日：月曜日
入場料：無料