女の子が動きでかわいく見えちゃう55の撮り方
第2回

かわいくモデルを撮るために・・・「止める」か「ぶらす」かを選択する

モデルの撮影時に、どのようにポーズや動きをとってもらったらよいか?ということは、カメラマンにとっていつも悩みどころです。自分から動けない初心者のモデルには、カメラマンが的確に導いてあげる必要があります。「女の子が動きでかわいく見えちゃう55の撮り方」は、この重要なポイントである「動き」をテーマに、伸びやかで躍動感のある写真の作り方を解説しています。

本記事では、チャプター2の「モデルの動きでかわいく見えちゃう」から、ワタナベタイシさんのアイデアをご紹介します。

女の子が動きでかわいく見えちゃう55の撮り方

>この連載の他の記事はこちら
>前回の記事はこちら

 

ニコンD810 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED(24mm)F4 1/30秒 ISO1600 WB:オート Model:木戸怜緒奈

ぶれも表現の方法として認識しよう

動きを「どう撮るか」と考えたときに、撮影者が決めなくてはいけないのは、モデルの動きを「ぶらす」か、「止める」かだ。

この判断は、どちらかが「良い」「悪い」という問題ではなく、撮影者がどちらにしたいかによる。「ぶれ=失敗」のイメージを持つ人もいるけれど、ぶれだって動きを伝える表現になる。意図せずに「ぶれてしまった」というのが、失敗なのだ。そして意図をしっかり写真に結びつけるために、適切なシャッター速度を決める必要がある。たとえば上の写真は、モデルと歩きながら撮影し、シャッター速度は1/30秒にセット。背景をぶらして、暗いトンネルを抜けていく臨場感を出している。

夕暮れのトンネル内を歩きながら撮影。出入口からの光は、モデルに届かず、トンネル内の蛍光灯が顔を照らすタイミングで撮影。
16時前、地上へと沈む太陽を画面中央に入れ、逆光ポジションにカメラを構えた。空中で一回転するモデルをシルエットで描いた。

下の写真では、ジャンプしながら回転するモデルの、髪や服の動きまでをシャープに描くのに、1/640秒の高速シャッターを選択した。このように撮影意図から適切なシャッター速度を選択して、動きを描いていこう。ちなみに本書で紹介する、1対1のモデル撮影では、1/500秒あれば、動きは止まると考えていいだろう。

ニコンD810 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED( 48mm)F5.6 1/640秒 ISO100 WB:オート

 

女の子が動きでかわいく見えちゃう55の撮り方

 

著者プロフィール

ワタナベタイシ

ワタナベタイシ

1976 年愛知県出身。学生時代に音楽活動をしていた経験を活かし、音楽関係を中心に撮影・デザイン活動を行う。2012 年より拠点を東京に移し、写真撮影と同時に、ミュージックビデオなど動画の制作を開始。「地下アイドル」と呼ばれるアイドルの写真・映像作品を多数制作。アイドルフェスのオフィシャルカメラマンとしてライブ撮影に多数参加している。
Twitter:@stripsoul


関連記事