女の子が動きでかわいく見えちゃう55の撮り方
第1回

モデルを動きで可愛く撮るテクニック!カラダの回転で服と衣装にも広がりをもたせ、立体的なフォルムで描く

モデルの撮影時に、どのようにポーズや動きをとってもらったらよいか?ということは、カメラマンにとっていつも悩みどころです。自分から動けない初心者のモデルには、カメラマンが的確に導いてあげる必要があります。「女の子が動きでかわいく見えちゃう55の撮り方」は、この重要なポイントである「動き」をテーマに、伸びやかで躍動感のある写真の作り方を解説しています。

本記事では、チャプター2の「モデルの動きでかわいく見えちゃう」から、ワタナベタイシさんのアイデアをご紹介します。

女の子が動きでかわいく見えちゃう55の撮り方

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[共通撮影DATA] ニコンD810 ニコンAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED (62-66mm) F3.2 1/500秒 ISO640 WB:オート Model:木戸怜緒奈

 

身体のラインを立体的に描く

動きの原型の1つ「回転する」。この効用は、動きをつけることが大きいが、身体のラインを引き出
す狙いもある。カメラに対して正対した状態だと、顔はよく見えても、胸やお尻といった女性らしい曲線を、立体的に見ることはできない。

そこでどうするかというと、身体を回転させたり、ひねるのだ。これにより顔をカメラに向けたまま、胸とヒップラインを「面」ではなく、立体的なフォルムとして描くことができる。そして回転によって、髪が揺れて、スカートはふわっと広がる。表情もゆるみやすい。撮影の手順だが、背景を決めたら、モデルはカメラに対して後ろ向きの状態でフレームに入ってスタンバイしてもらう。準備が整ったら「その場で振り向いて」という指示を伝えよう。

強弱は、「足の位置はそのまま振り返る」から、「180度回転する」「ジャンプ中に180度回転して振り返る」、この3段階を試してみるといい。何度か繰り返すなかで、身体の角度、髪や衣装の動きの良い瞬間を切り取れるはずだ。また小道具にバッグを使うと、バッグを振って、もうひとつ動きをつけることができる。

夕暮れの16時前。逆光ポジションにカメラを構えた。レフは当てずに、1ターンで4~5カットを撮影。ピント合わせはAFで行なった。

 

Model:木戸怜緒奈

女の子が動きでかわいく見えちゃう55の撮り方

 

著者プロフィール

ワタナベタイシ

ワタナベタイシ

1976 年愛知県出身。学生時代に音楽活動をしていた経験を活かし、音楽関係を中心に撮影・デザイン活動を行う。2012 年より拠点を東京に移し、写真撮影と同時に、ミュージックビデオなど動画の制作を開始。「地下アイドル」と呼ばれるアイドルの写真・映像作品を多数制作。アイドルフェスのオフィシャルカメラマンとしてライブ撮影に多数参加している。
Twitter:@stripsoul


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