しずく作品集&撮影テクニック
第4回

背景を工夫して虹色のしずくを作る

しずく作品集&撮影テクニック」(浅井美紀・著)では、水滴の中に別の被写体を映し込むための様々な技術を紹介していますが、写真作品としての完成度を向上させる工夫も併せて掲載しています。

本記事では、PART2「しずく作品を作る8つの演出」より、「カラーセロファンを使う」の頁を抜粋します。

しずく作品は主役のしずくだけでなく、背景の要素も同じくらい大切になります。しずくと丸い玉ボケの相性は抜群です。カラーセロファンとLEDライトで玉ボケを作る方法を紹介します。

Canon EOS Kiss X5 EF-S60mm F2.8 マクロ USM 60mm(96mm相当) F2.8 1/15秒 ISO100 太陽光セロファンをクシャクシャにして、LEDライトを当てることで点光源を作ります。撮影のポイントは、絞りを開け気味(F値を小さめ)にして撮影すること。ただし、しずくにはピントがしっかり合うように気をつけてください。しずくとカラーセロファンの距離を離すと玉ボケは大きく、近づけると小さくなります。

カラーセロファンとLEDライトで玉ボケを作る

携帯用のLEDライトと、100円ショップで売っているカラーセロファンを用意します。カラーセロファンは、クシャクシャに丸めて広げた状態で使います。

 

カラーセロファンを手で持ったり、立たせた下敷きに貼ったりして背景を作ります。手で持つ時は2秒タイマーを使ってシャッターを切ります。本記事の作品は、2枚のカラーセロファンをずらして持ち、背景を作っています。

カラーセロファンを手で持ったり、立たせた下敷きに貼ったりして背景を作ります。手で持つ時は2秒タイマーを使ってシャッターを切ります。上の作品では、2枚のカラーセロファンをずらして持ち、背景を作っています。

具体的な手順の一例

作品の構図を作ってからしずくを載せ、しずくにピントを合わせます。まだ、カラーセロファンは入れていません。

クシャクシャにしたカラーセロファンを背景に入れた状態です。背景に色が加わり、薄く玉ボケの形が現れました。

カラーセロファンにLEDライトを当てると、玉ボケがハッキリとできました。ライブビュー画面で確認しながら、カラーセロファンやLEDライトの位置を調整します。

カラーセロファンの色を変えるだけで作品の印象がかなり変わります。しずくがきれい状態のうちに、いろいろなバリエーションをたくさん撮るようにしています。


しずく作品集&撮影テクニック

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著者プロフィール

浅井 美紀


(あさい・みき)

北海道帯広市生まれ。幼い頃から写真鑑賞が好きで、多くの写真を鑑賞。

2012年5月に初めて一眼レフカメラを購入。早朝に見たしずくの美しさに魅了され、マクロレンズでしずく作品を作るようになる。写真投稿サイト「500px」にしずく作品を投稿し、マクロレンズを通した神秘的な写真はイギリスのカメラ雑誌などで取り上げられ、日本でもさまざまなメディアで紹介される。

2015年2月に、初の写真集『幸せのしずく World of Water Drops』(扶桑社)を刊行。現在も会社員として働きながら、休日に花やアリと一緒に撮影した、小さなしずくの世界を作り続けている。

書籍(玄光社):
しずく作品集&撮影テクニック


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