ゲッティイメージズとAIが選んだ「2017年の1枚」特設サイトが公開中

特設サイトYear in Focus 2017 Gallery

ゲッティイメージズが選ぶ「2017年の1枚」 コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル 2017 初日 668659504, Christopher Polk/Getty Images for Coachella

ゲッティイメージズ ジャパンは、2017年に撮影された16万件以上の報道写真からエンターテインメントやスポーツの“決定的瞬間”を捉えたハイライト写真集「Year in Focus 2017」を発表。そこから厳選した38点を展示するイベントを、ライトボックススタジオ青山で1日限定で開催した。

会場にはニュース、エンターテインメント、スポーツ、アーカイブのジャンルから、2017年を象徴する選りすぐりの写真が展示された。そしてこのイベントで、ゲッティイメージズとAIが選ぶ2017年の1枚が発表されたのだ。

ではAIはどのように「2017年の1枚」を決めたのだろうか。NTTデータが開発している「ニューロ(脳科学)×AIプロジェクト」は、人間の脳活動をMRIで計測することでコンテンツ視聴時の無意識を含めた知覚を、対象(例:女性、子ども)・動き(例:食べる、飲む)・印象(例:怖い、かわいい)で解読できるプログラム。ゲッティイメージズ ジャパンが提供した素材を見た視聴者の反応を解析し、ネガティブな要素とポジティブな要素の両方を強く併せ持つ写真が人の心を大きく揺り動かすことから、AIが選ぶ「2017年の1枚」が決定した。

AIが選ぶ「2017年の1枚」MOASの捜索と救助がピークを迎える 687803706, Chris McGrath/Getty Images
ライトボックススタジオ青山には、2017年を象徴する38点の写真および過去の「Year in Focus」が展示されていた。写真上一番手前のトランプ大統領の写真は、2017年世界で最もダウンロードされた1枚。その右の乾貴士選手の写真は、日本で最もダウンロードされた1枚。

 

右は、2018年から日本を拠点に活動するゲッティイメージズのフォトグラファー、カール・コート氏。左はゲッティイメージズジャパン代表の島本久美子氏。写真は同会場で12月20日に行なわれたトークセッション。

コマーシャル・フォト 2018年2月号

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