大量の素材から必要なシーンをすばやく見つけられるようになった「Blackmagic Design DaVinci Resolve 16」

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次世代の高速編集に対応したアップデートを実現

4月8日~11日、ラスベガスで開催されたNAB 2019において、Blackmagic DesignはDaVinci Resolve 16(以下DVR16)を発表。

今回のDVR 16では、革命的な「カット」ページが新しく追加されている。テープ編集の時代はクリップを探す際に、テープを早送り/ 巻き戻ししてメディアを確認し、ショットを選択できた。しかし今のワークフローでは、何百ものファイルが入ったビンから目当てのクリップを探すのに時間がかかってしまう。今回搭載された「ソーステープモード」では、全ショットの中から必要な場所を見つけ、タイムラインに素早く編集できる。テープ編集の便利さを現代仕様にしたことで、必要なショットをすぐに見つけられるようになった。

DaVinci Neural Engineには、最先端のニューラルネットワークと学習システム、AIを採用。これらを使用した、スピードワープのリタイミングの動きの推定、フッテージをアップスケールするSuper Scale、自動カラーおよびカラーマッチング、顔認識などの新機能が追加された。

このほかDVR 16ではエディター、カラリスト、VFXアーティスト、サウンドエンジニアに向けた新機能も多数搭載している。パブリックベータは、Blackmagic DesignのHPから無償ダウンロードできる。

DaVinci Resolve用の高品質キーボード、DaVinci Resolve Editor Keyboardも発表された。両手で操作可能なため
編集ワークフローが飛躍的にスピードアップする。編集中のトランスポートコントロールやクリップが選択できる。8月発売予定。US$995(約11万円)。

コマーシャル・フォト 2019年6月号

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