あの年から50年。2061年の福島を舞台にした映像作品が2月19日に公開された。これは幅広い世代に福島県に興味・関心を持つことによって「ふくしまの今」に対する正しい理解を促進する「チャレンジふくしまプロジェクト」の一環。箭内道彦さんがクリエイティブディレクション、児玉裕一監督が演出した。
「福島を発信する動画を作りたいという県の要望から『2061年のラブソング』という歌を原案にミュージカルを撮ろうと考えて、児玉監督に『福島のラ・ラ・ランド』を作って欲しいとお願いしました。東日本大震災から50年後の福島をテーマに選んだのは、どんな未来に自分たちが進んでいるのか。そろそろ具体的にイメージして、方向確認することも必要だと思ったので、リアルなおばあちゃんとお母さんと孫娘の3世代を描くことを考えました」(箭内氏・談)
出演者も清野菜名、林遣都、西田敏行など、錚々たる俳優が参加。2061年のふくしまを舞台にした切なくて楽しいショートミュージカルムービーに仕上がっている。