世に手帳は数多ありますが、自分に合った手帳にめぐりあうのはなかなか難しいもの。自分一人でその判断をするにしても、いろいろな手帳を実際に使ってみなければ、勘所が掴みにくいのが常でしょう。
「手帳事典 2019」では、自分に合った手帳を見つけ、使いこなすためのヒントを多数収録しています。全102種類の手帳を目的や方向性ごとにカテゴライズし、手帳の種類から選び方、おすすめの手帳へ読者を導く診断チャートや、使用事例まで完備。「手帳を使う」とはどういうことか、そして手帳を使いこなすにはまずどうしたらいいのか、という疑問に答える一冊となっています。
本記事では、全国41県の行政機関から発行されている県民手帳の中から、富士山のシンボルがトレードマークの「静岡県民手帳」をご紹介します。
静岡県民手帳(静岡県統計協会)
- 静岡の情報が満載
- 手帳としても使い勝手よし
- 富士山のカバーが美しい(特装版)
- 県民に実用的な充実の付録
- H150×W95mm
県への愛着が濃密に反映された県民手帳
数年前からブームとなっている「県民手帳」とは、各県ごとに生活に必要な情報や、地域のイベントなどがまとめられた手帳です。地元の情報がコンパクトにまとめられているので生活の便利帳として使うことができます。この静岡県民手帳は2サイズ展開、定番の表紙の他に美しい富士山が表紙にあしらわれた「特装版」があり、静岡県民の富士山に対する愛着を強く感じさせてくれます。
見開き1ヵ月のリスト型のマンスリーとレフト式のウィークリーページによって構成されていますが、毎月の始めに静岡県のイベントや歳時記、観光名所やグルメスポットなども記載されています。富士山モチーフということで、外国人観光客にも人気があります。
Techo Data
商品名:静岡県民手帳
メーカー名:静岡県統計協会
価格:700円
URL:http://toukei.pref.shizuoka.jp/toukeikyoukai/tosho/techo.html
総ページ数:278ページ
厚さ/重さ:10mm / 133g
インデックス:なし
サイズバリエーション:特装版・大型判(150×95mm)、小型判(125×80mm)
開き方:180度
しおり紐:2本
Color Variation
富士山が表紙の特装版あり。
Series Variation
富士山が表紙の特装版は4種類あり、お好みで着せ替えが可能。表紙と裏表紙の見開きに、富士山の写真を一面に掲載するとともに、万葉歌人の山部赤人と高橋虫麻呂の長歌及び、俵万智さんの短歌など富士山にちなんだ歌を掲載し、他県にない特徴を持っている。海外在住の日本人に贈られる方など県外からの注文も多く、富士山ファンからの人気も高い。
目次
003 – 県のシンボル(1)
005 – 七曜表(2)
007 – 国民の祝日、年中行事・雑節、二十四節気、結婚記念日
009 – 月の予定(3)(4)
043 – 週の予定
189 – メモページ
208 – 統計資料(静岡県の統計指標、県内官公庁などの主要施設住所一覧)(5)
249 – 内国郵便料金
251 – 印紙税額一覧表
253 – 度量衡換表
254 – 複利表、贈物の表書
255 – 親族・親等表、戸籍(住民基本台帳)法による届出
256 – 年齢早見表
257 – 旅券(パスポート)の申請のご案内、国際電話のかけ方
258 – 大規模地震への備え
261 – 富士山静岡空港のご案内
265 – 静岡県歌
266 – 住所録
271 – 東京地下鉄路線図
273 – 静岡県の概要
1. 手帳の最初のページにはもちろん富士山
最初の見開きには、県のシンボルと富士山が写真入りで掲載。それぞれの説明と富士山憲章が記されている。
2. 見開き2年の日曜日始まりカレンダー
24ヵ月分のカレンダーが見開き2ページにまとまっている。土曜日、祝日に色がつけられていて見やすい。
3. 1日1行マンスリーとレフト式ウィークリー
2つのフォーマットがあり、しっかり管理できる。どちらも祝日や季節の節目、静岡県民に関わる日が掲載されている。
静岡県民の日も当然記載されている。
4. 月の始まりには静岡の情報が満載
それぞれの月の初めには、静岡の観光名所や食の紹介、富士山の歳時記をはじめ静岡各地で行われるイベントの予定が記載されている。
5. 巻末の資料には県民に必要な情報が凝縮
貴重な統計資料や施設の連絡先一覧表、郵便料金や印紙税額一覧表、富士山静岡空港のご案内など、静岡県民の生活に必要な情報が詰まっている。
全国で愛されている県民手帳の世界
2018年版時点では41の県で行政機関から発行されている県民手帳。その内容のユニークさから全国でブームになっているものも存在します。
普段は地元の本屋やコンビニでしか手に入りませんが、インターネットで購入できるものや、数年前から大型のロフトでは県民手帳コーナーが設置されていることも。旅行気分を味わいながら、自分が好きな地方の暦と共に暮らすことができるのも県民手帳の楽しみのひとつです。
<玄光社の本>