創作においてキャラクターをデザインするにあたっては、キャラに着せる衣装にもこだわりたいところ。ことに女性キャラクターはファッションの幅も広く、試行錯誤が必要です。
「メルヘンでかわいい女の子の衣装デザインカタログ」では、衣装デザインの考え方からキャラクターのイメージに合わせたデザインの実例をはじめ、魅力的なオリジナル衣装をつくるためのアイデアを大量に収録。前半は様々なタイプの女性キャラのデザイン案を紹介し、後半ではより詳細なファッションの部位デザインをジャンルごとに列挙しています。
服のパーツはもちろん、シュシュやバレッタなどのアクセサリーにいたるまで、必要なデザインを真似して使える、実用重視で資料性の高い一冊です。
本記事では、CHAPTER2「衣装デザイン実例集」より、「明るい女の子」の作例とデザイン意図の解説、服装に含まれる要素について、抜粋して掲載します。
はつらつとして場を照らす「明るい女の子」
キュートな主人公
明るい女の子といえば主人公! というイメージからデザインをしました。配色は明るいパステルピンクをメインにまとめ、さらに大きなウサ耳リボンと広がるスカートを取り入れることで明るい性格を表現しやすい衣装デザインに。とくに頭のリボンの大きさで個性を出しています。アクセントとして濃い赤と焦げ茶色を差し色として使いました。
- カチューシャ
- 角襟
- 胸元リボン
- フリルスリーブ
- 藤丈スカート
- ニーソックス
- パンプス
明るいアイドル
アイドル系の女の子をイメージしてデザイン。制服をベースに、膝上の動きやすいスカートにしました。派手な色を大きく使うことでステージの遠くからでも目立つように。動いた時や風の吹いた時になびく大きなスカーフがアクセントです。
- ヘッドドレス
- 角襟
- 半袖
- スカーフ
- 胸元周り
- ブーツ
清楚なヒロイン
清楚で明るいヒロインをイメージしてデザイン。衣装を寒色系にまとめて、白を大きく使うことで清楚感を出しました。フワッと広がる明るい色の髪に、ワンポイントで白い羽の髪飾りを付け、やわらかい印象にしました。差し色の黄色がアクセント。
- バレッタ
- チョーカー
- 丸襟
- 長袖
- ミニスカート
- ブーツ