カメラマンのデータバックアップ術〜サンディスク エクストリーム ポータブルSSDの活用法〜

写真家 岡嶋和幸氏は、世界を旅しながら詩情豊かな作品を数多く発表してきた。島国である日本は、四方を海で囲まれ、人々の暮らしにとって海は切り離せない存在。岡嶋氏は、そうした海と人々の関係性をライフワークとして写真に記録している。国内外を飛び回り作品制作を続ける岡嶋氏による、撮影からデータ保存までのワークフローをご紹介します。

私のこれまでの作品は海外で撮影したものがほとんどです。アイルランド、スコットランド、ポルトガル、ミャンマーでの作品は、それぞれ写真展を開催しました。何度も通って作品にまとめるのですが、今では現地の人がスマートフォンで撮られた写真をインターネットで見られます。わざわざ訪れて作品にする意味があるのかと思うようになり、近年は日本国内の身近なところに目を向けて作品作りを行っています。

東京から千葉の外房地方に移住して20年になります。でも、地元の海を撮るようになったのは10年くらい前からです。2012年に「九十九里」、そして2020年に「海のほとり」と題した写真展を開催しました。今後は行動範囲を少しずつ広げながら日本各地の海辺を捉え、作品にまとめて発表し続けるつもりです。今回はフィールドでの様子や作品を交えながら、デジタルカメラで撮影したデータのバックアップについて紹介したいと思います。

 

日々の作品制作 〜第1撮影ポイント 海へ

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千葉・鵜原の海は透明度が高く、エメラルドグリーンに光り輝く。

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【ロケの鉄則】
車で次の撮影ポイントへ移動

その前にポータブルSSDにバックアップする

私の作品の主なモチーフは海辺の光景です。車で海岸線を移動するなど、国内外を問わず同じ行動パターンです。滞在先では毎晩、撮影データの確認や管理、デジタルカメラのバッテリーの充電などやることがたくさんあります。それら負担軽減のために、データのバックアップは外出中にこまめに行っています。とはいえ、ノートPCだけでは、移動中の振動などデータ破損の心配もあります。以前はポータブルHDDでもバックアップしていましたが、振動や衝撃に弱いのは同じ。しかもデータ転送に時間がかかるため、次の撮影場所へすぐに移動できません。

その点、今使っている「サンディスク エクストリーム ポータブルSSD」は転送速度が最大読出し速度1050MB/秒、最大書込み速度1000MB/秒と超高速で、耐振動や耐衝撃など耐久性も高くて便利です。SDカードとノートPC、そして「サンディスク エクストリーム ポータブルSSD」の3カ所に同じデータが保存されるため安心感があります。車上荒らしなど、ノートPCが万が一盗難に遭っても、大切な撮影データを守ることができます。小型軽量なのでポケットに入れて気軽に持ち歩くことができ、砂浜などでうっかり落下させてしまっても、防塵、防滴、シリコンゴムコーティングなどタフな作りなのでまったく問題ありません。

手のひらに収まる小さなサイズに、最大2TBの大容量。さらに高い耐久性による安全性によって、ロケ中も大切な撮影データを持ち運べる

 

第2撮影ポイント 山へ移動

岡嶋氏の撮影スタイルは、ひたすら歩く。歩きながら静かに見つめ、被写体を見つけると、すっと、静かにシャッターを切る。言葉は少ない、それはまるで自分自身の内面を見つめている作業のように見えた。

房総半島の沿岸部だけでなく、内陸部でも撮影することがあります。海辺にずっといるとそこでの感受性が低下することもあるため、緑豊かな場所に移動して気分転換を図るのです。いすみ鉄道や小湊鐵道の沿線にはフォトジェニックなポイントがたくさんあり、カメラ専門誌に掲載する作例写真の撮影などでよく訪れます。美しい棚田が広がる大山千枚田のほか、新緑や紅葉のシーズンには養老渓谷にも足を運びます。それらの撮影スポットは海岸から車で30分くらいと、思い立ったらすぐに行くことができるのでとても便利です。

遠くと近く、空と足元。岡嶋氏の視野は非常に広角だ。

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千葉・養老渓谷の紅葉はピークを過ぎていたが、水の中は見ごろだった。

 

赤く染まった紅葉と緑の浮き草。補色の組み合わせに目が留まった。

 

ファミレスに入って休憩。そして、休憩時間を利用してバックアップ

SDカードに記録された撮影データをノートPCにコピー、さらに「サンディスク エクストリーム ポータブルSSD」でバックアップするだけでなく、休憩のときはデータが破損していないかなどのチェックも行います。私はAdobe Bridgeでサムネイル画像を一通り表示させて確認しますが、休憩後の撮影で失敗しないよう、カメラやレンズなどの機材トラブルを察知するための大切な作業でもあります。

作動音のないポータブルSSDは、静かな店内でも周りを気にせず作業ができる。

 

最終撮影ポイント 再び、海へ

朝夕の波の動きを追いかけたシリーズ「潮彩」を撮りに、いつもの撮影スポットへ。

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朝夕の光で色づいた空が映り込み、海はさまざまな表情を見せてくれる。

 

撮影終了・帰宅してメインPCに撮影データを保存する

旅行中にノートPCで写真のセレクトや画像処理を行うこともありますが、通常は自宅で作業します。外出先で「サンディスク エクストリーム ポータブルSSD」にこまめに保存しているので、自宅に戻ってデスクトップPCに接続すれば、撮影データを一気に移すことができます。転送速度がとても速いので、すぐにセレクトや画像処理などの作業を始められて便利です。画像処理後のデータは、写真展のためのプリントなど最終的な形になるまで、その最新版を「サンディスク エクストリーム ポータブルSSD」に一時的に保存しています。

撮影データや画像処理を行ったデータの最終的な保存場所は、自宅に設置してあるNASです。SSDではなくHDDなので、データ保護に有効なRAIDで安全性を高めています。外出先からNASにアクセスすることもありますが、「サンディスク エクストリーム ポータブルSSD」のほうが必要なデータを素早く取り出すことができます。千葉の自宅と東京の仕事場の往復、レンタルラボを利用するときなど、必要なデータを気軽に携行できて便利です。

256ビットハードウェア暗号化とパスワードロック対応セキュリティソフトで
万が一紛失してしまった時のデータ漏えいに備える

「サンディスク エクストリーム ポータブルSSD」には、バンドルでセキュリティソフトが入っています。
もしも紛失してしまった場合に、パスワードロックをかけていれば、他人の端末ではSSDにアクセスできないから安心です。

左:撮影データの保存されたフォルダ、中央:Mac用セキュリティーソフトのインストールファイル、右:Windows用

使用方法はとても簡単です。SSDの中に保存されているソフト「SanDisk Security」のインストールファイルをパソコンにダウンロードして、案内にそってインストールします。

インストール後にソフトを起動すると、パスワードの設定画面が表示されるので任意のパスワードを設定します。

パスワードロックをかけた状態のポータブルSSDをパソコンに接続した状態

次回、パソコンにパスワードロックをかけたポータブルSSDを接続すると、ポータブルSSDのデバイスは表示されず、代わりに「SanDisk Unlocker」のアイコンが表示されます。
ダブルクリックで起動すると、パスワードの入力を求められます。

パスワードを入力してロック解除すると、ポータブルSSDがマウントされ、はじめてアクセス可能になります。

自分のパソコンでは、パスワードを求められないように「自動ロック解除を有効にする」という設定も可能です。この大きな安心感は、「サンディスク エクストリーム ポータブルSSD」ならではのものです。

 

岡嶋和幸・作品ギャラリー

Photo:岡嶋和幸

大切な撮影データを分散してバックアップし持ち歩く。トラブルによるデータ損失リスクを最小限にするフォトグラファーのマストアイテム

飛行機での旅行の際、ノートPCはカメラやレンズと同じバッグに入れて機内に持ち込み、「サンディスク エクストリーム ポータブルSSD」はスーツケースに入れて預けます。SDカードは財布など貴重品と一緒に身に付けます。万が一のことを考えてデータを分散させるのです。スーツケースは雑に扱われることもあり、移動中は路面の凹凸による振動の影響を受けますが、「サンディスク エクストリーム ポータブルSSD」なら安心というわけです。近年はノートPCの内蔵ストレージもSSDを選ぶようにしています。

トラブルの経験がないと、データのバックアップの重要性はなかなか実感できないものです。私がこまめにバックアップを行ったり、その際に「サンディスク エクストリーム ポータブルSSD」を使用しているのは、これまでの失敗の経験からです。SSDは半導体素子メモリを使った記憶装置です。HDDより小型軽量で衝撃に強く、発熱や消費電力が少ない点が魅力です。データの読み書きが高速で作動音もありません。長く愛用していますがトラブルは皆無で、とても快適なので積極的にお勧めできます。デジタルカメラも多画素化が進み、データも大きくなっているので、大容量であることはもちろん、転送速度が超高速の製品を選ぶと良いでしょう。


サンディスク エクストリーム ポータブルSSD

【主な仕様】
・最大読出し速度1050MB/秒、最大書込み速度1000MB/秒
・IP55の防滴・防塵性能
・超高速転送を実現するUSB 3.2 Gen 2に対応
・容量:500GB, 1TB, 2TB
・256ビットハードウェア暗号化とパスワードロック対応セキュリティソフト付き
・USB Type-CケーブルとUSB Type-A変換アダプタ同梱
・WindowsとMac、スマートフォンに対応
・データ復旧ソフト「レスキュープロ デラックス」1年間利用特典付き
・5年間限定保証

メーカー製品サイト:
サンディスク エクストリーム ポータブルSSD

協力:サンディスク

著者プロフィール

岡嶋 和幸

岡嶋和幸(おかじま かずゆき)

1967年福岡市生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「ディングル」「風と土」のほか著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」「潮彩」「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」「九十九里」「風と土」「海のほとり」などがある。

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