ウォーハンマーの世界
第5回

公式設定にないカラーリングに挑戦しよう

本格的な模型を駒として遊ぶミニチュアゲームとして世界的な人気を誇る「ウォーハンマー」シリーズは、駒として使える模型の造形もさることながら、組み立てた後のペイントにも魅力があります。

模型の塗装、と聞くと敷居が高そうに感じられますが、同シリーズの製作と販売を行っている英国ゲームズワークショップ社では、カラーチャートによって塗り手順や色味などを指定する「シタデルペイントシステム」を用意しており、これに対応した水性アクリル塗料「シタデルカラー」を使うことによって、誰でもペイントを楽しめる工夫が施されています。また、見本や設定にない独自のカラーリングに挑戦することが推奨されているのも特徴のひとつ。

模型雑誌「ホビージャパン」の別冊「ホビージャパンエクストラ 2018 Spring」では、ウォーハンマーシリーズを特集。ウォーハンマーの世界観から登場キャラクター、ミニチュア作例、プレイレポート、販売店ガイドなども収録し、日本におけるウォーハンマーの現在を俯瞰する内容となっています。

本記事では、モデラーたちがシタデルカラーを使ってペイントしたミニチュア作例のうち、せなすけ氏が製作した「YVRAINE」(イヴライネ)の作例を紹介します。

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想像を絶するペイントセンス

Triumvirate of Ynnead 約5cm プラキット3体入り 10400円、発売中 発売元/ゲームズワークショップ

ロード・オヴ・チェンジも手掛けた、せなすけのイヴライネの作例をご紹介します。公式のカラーリングとはまったく異なる物ですが、この作品は『ウォーハンマー』のミニチュアはそれぞれのイメージする姿で塗ってよいというものの極地とも言えます。スカートに描かれた美しい花々はすべてペイントで描かれています。見るものを魅了する力を放つ傑作です。

肌は冷たさを感じるような白。そこに赤く、金の刺繍が施されているのではないかと見紛うスカート。こちらの柄・スカートのツヤ部分は金色に見えるようノンメタリックメタル技法を用いている。作品に暖かみを与えてくれているのは隣にいる動物「GYRINX」。毛並みが浮いているようなグラデーションは見事。市松模様のベースがより本作のミステリアスな雰囲気を演出している。


 

ホビージャパンエクストラ 2018 Spring

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