ウォーハンマーの世界
第4回

閲覧注意!パーツ選択で2種類作れる「腐敗と悪疫のグレーターディーモン」

本格的な模型を駒として遊ぶミニチュアゲームとして世界的な人気を誇る「ウォーハンマー」シリーズは、駒として使える模型の造形もさることながら、組み立てた後のペイントにも魅力があります。

模型の塗装、と聞くと敷居が高そうに感じられますが、同シリーズの製作と販売を行っている英国ゲームズワークショップ社では、カラーチャートによって塗り手順や色味などを指定する「シタデルペイントシステム」を用意しており、これに対応した水性アクリル塗料「シタデルカラー」を使うことによって、誰でもペイントを楽しめる工夫が施されています。また、見本や設定にない独自のカラーリングに挑戦することが推奨されているのも特徴のひとつ。

模型雑誌「ホビージャパン」の別冊「ホビージャパンエクストラ 2018 Spring」では、ウォーハンマーシリーズを特集。ウォーハンマーの世界観から登場キャラクター、ミニチュア作例、プレイレポート、販売店ガイドなども収録し、日本におけるウォーハンマーの現在を俯瞰する内容となっています。

本記事では、モデラーたちがシタデルカラーを使ってペイントしたミニチュア作例のうち、ふりつく氏が製作した「Great Unclean One」および「Rotigus」の作例を紹介します。

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肌や臓物を塗りたくれ!!

グレート・アンクリーン・ワン 約15cm プラキット 19600円、発売中 発売元/ゲームズワークショップ

2017年最後のキットとして満を持して登場した腐敗と悪疫を司る神であるナーグルの軍勢は世界中の趣味人を歓喜という名の疫病で包み込みました……その中でも特に注目を集めたのは、グレーターディーモンの名に恥じぬ巨大な体躯、その穢らわしさを余すところなく体現したグレート・アンクリーン・ワンでしょう。製作を担当したふりつく氏にとっては、過去に発売されたレジンキットのものから非常に思い入れのあるキャラクターであり、彼のこだわりが随所に感じられる作品に仕上がっています。

Great Unclean One

肉塊のパーツがかみ合い完成するグレート・アンクリーン・ワン。ぶくぶくと太った肉塊に大きな剣と恐ろしいまでのチェーン……さすがグレーターディーモンと言える不気味さと迫力。デスガード・グリーンの缶スプレーでベースコートを行ない、筆塗りでグラデーション。

Rotigus

キットはパーツの選択でRotigusも製作可能。蛆や触手が恐ろしさを増大。缶スプレーのザンドゥリ・ダストを使用。缶スプレーを使用する際はとにかく振って中の塗料をしっかり攪拌すること。撹拌が甘いとツヤ消し成分が浮いてしまい白く曇ることがある。

今回は肉の隆起を強調するレイヤリングから触手のグラデーション、シェイドやグレイジングに至るまで様々な箇所にラーミアンメディウムを使用。シタデルカラーは本来水で希釈する事が出来るが、このラーミアンメディウムを使って希釈する事でより均一に、さらに塗料の伸びも良くしてくれる。均一に薄まったレイヤーを塗り重ね透過させることで滑らかなグラデーションが生まれている。

腕部や頭部などにネオジム磁石を仕込んで取り外しが出来るようにした。これからふりつく氏は両方のカラーでバリエーションを製作するのだろうか……。

腹部は臓物が飛び出ている状態と、腹部に口がある状態を選択式で選べる。臓物や粘膜系は一際目を惹くポイントなので、ふりつく氏もていねいなレイヤリングに徹している。ロッティガスの腕にある触手と顔も見所。


 

ホビージャパンエクストラ 2018 Spring

 


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