2022年7月14日(木)~7月31日(日) 金柑画廊
東京都目黒区にある金柑画廊において、清岡惣一写真展「合一のあかし」が開催中。会期は7月14日~7月31日。
清岡惣一(1915-1991)は高知に生まれ、1934年に上京しました。山本悍右を代表とする写真におけるシュルレアリスムが台頭し始めた時代でもありました。土門拳がリアリズム写真を提唱し始めた1950年頃に、清岡は商業カメラマンとして就職しています。
1960年代、リアリズム写真に対抗して当時次世代の若手写真家であった東松照明や奈良原一高らによる写真家集団“VIVO”が結成され、中平卓馬や高梨豊、森山大道らによる写真雑誌“provoke”が刊行されました。その前後、清岡は独立してフリーのカメラマンとしての活動を始めています。
清岡はさまざまな写真表現のムーブメントが起こっていた時代の中で、赤外線フィルターや広角レンズ、ソラリゼーションなど、写真メカニズムとその可能性を駆使しながら、自己表現としての写真を制作し続けていました。今回の展示では15点ほどのヴィンテージプリントを展示いたします。この機会にご高覧ください。(金柑画廊、太田京子氏の展覧会コメントより引用)
<写真展情報>
清岡惣一写真展「合一のあかし」
期間:2022年7月14日(木)~7月31日(日)
時間:12:00~19:00
休館日:月、火、水曜日
入場:無料
場所:金柑画廊
住所:東京都目黒区目黒4-26-7
清岡惣一氏 プロフィール
1915年、高知市に生まれる。1934年に上京し、東洋通信機(株)に入社、その後パーレット同人会に入会し、濱谷浩、秋山青磁、新山清らと出会う。1951年に(株)東京商業写真に入社し、コマーシャルフォトに従事する。1964年に独立し、長女の名前からつけた「桂フォト」を設立する。フリーの写真家として活動する傍、アマチュアカメラマンの育成にも尽力した。1991年逝去、享年76歳。