超絶美しい宇宙の記録・NASAがハッセルブラッドで撮った写真「MOONSHOTS 宇宙探査50年をとらえた奇跡の記録写真」

2019年は、1969年7月20日のアポロ11号月面着陸から50年。そんな節目の年に、NASAが宇宙探査時にハッセルブラッドのカメラでとらえた美しい宇宙の写真集「MOONSHOTS 宇宙探査50年をとらえた奇跡の記録写真」が発売となる。著者は、ピアーズ・ビゾニー氏。
掲載されている写真は、中判フィルムカメラで撮られたものだが、カメラと写真がデジタル化した今見ても、まったく色あせない。スクエアフォーマットのフレームで切り取られた青い地球や暗黒の宇宙、そして、宇宙飛行士たちの姿がとても新鮮で美しい。また、NASAのこれまでの活動が詳しく解説され、人類の宇宙へのあくなき挑戦の軌跡がわかる。偉業を成し遂げた宇宙飛行士たちの言葉も紹介されており、胸を打たれる。
本書の監修には、写真集『奇界遺産』の著者でフォトグラファーの佐藤健寿氏が担当した。

MOONSHOTS 宇宙探査50年をとらえた奇跡の記録写真

 

撮影に使用されたカメラ機材 Hasselblad(ハッセルブラッド )500EL/M

NASAの宇宙飛行士が使用したスウェーデン製 Hasselblad 500EL/M。宇宙服での使用を考慮してピントリングに大型レバーを取り付けたり、ウエストレベルファインダーをアイレベルに変更したりと、宇宙仕様に改造が施されている。交換式のフィルムマガジンには、NASAのためにコダック社が開発した特別に薄いフィルムが収められて、カラーフィルムのエクタクロームで160枚、白黒フィルムのパトナミックXで200枚が撮影可能だった。

 

「飛行体験そのものが素晴らしいんだよ。中毒性があるし、超越的なんだ。あらゆることの壮大な計画を目にして、とにかく忘れがたい経験となる」
マーキュリー・アトラス7号宇宙飛行士、スコット・カーペンター、1962年6月

「これからも失敗はあるだろう。計画による犠牲も出るだろう。これまでが幸運だったのだ。(中略)私たちに何かが起きたとしても、そのせいで計画を遅らせてほしくはない。宇宙に打ち克つには、命を賭ける価値があるのだから」
宇宙飛行士、ヴァージル・“ガス”グリソム、1965年3月

「私が月を眺めるとき、そこに見えるのは敵意ある空虚な世界ではない。その輝かしい天体には、人類が最初の一歩を踏み出したフロンティアがどこまでも続いている」
アポロ15号船長、デイヴ・スコット、1973年9月

「私たちが死んだら、みんなにはそれを受け入れてほしい。私たちは危険な仕事をしているのだから」
宇宙飛行士、ヴァージル・“ガス”グリソム、1965年3月

 

MOONSHOTS 宇宙探査50年をとらえた奇跡の記録写真

 


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