堤信子のつつみ紙コレクション
第6回

経年変化も楽しめる「レターセット」

文具・雑貨コレクターとして知られるフリーアナウンサーの堤信子さんによる「堤信子のつつみ紙コレクション」は、「紙を愛でる」「紙を生かす」を切り口に、堤さんが数十年かけて収集した日本各地、世界各国の様々な店舗、ブランドの包み紙を紹介する趣旨の書籍です。包み紙のほかにも、紙袋、切手、ポストカード、古書、コースター、古地図など幅広いカテゴリの紙グッズを収録。包み紙をノートや飾り皿などのアイテムに加工するアイデアも紹介しており、様々な角度から「紙」の魅力を楽しめる内容となっています。

本記事では、チャプター3「LETTER ITEMS」より、国内外のレターセットを抜粋して紹介します。

>この連載の他の記事はこちら
>前回の記事はこちら

堤信子のつつみ紙コレクション

 

ヴィンテージレターセット

1900年代前半から1950年代のものは紙そのものが薄く、まだ印刷技術が発達していなかったため、レターセットが入った袋の表面にのみデザインが施されています。紙の経年変化を丸ごと楽しめるのがヴィンテージの良さ。

この当時海外に手紙を送る人も多く、エアメールは便箋の縁にトリコロール模様が入り、飛行機をモチーフにしたものが多く見られます。

ホテルのレターセット

初めて海外旅行をした高校時代から集めている、宿泊したホテルのレターセット。いいホテルの良し悪しはホテルのレターセットにつながると思っていて、素敵なホテルのレターセットを愛でるのも旅の楽しみの一つです。

柊家

京都の3大名旅館の一つで、柊家という名の通り「柊」を使ったレターセットだけではなく、荷物のタグなどにも柊が使われています。

便箋の色や封筒の色もさまざまなものがそろっていて見ているだけで楽しい。オリジナルのポストカードにはエンボス加工が入っていて、紙へのこだわりが伝わってくる

山の上ホテル

文豪が愛したホテルとして知られます。昭和レトロなレターセットは原稿用紙を彷彿とさせ、書くと作家気分を味わえます。

ホテルの名前も英語表記の「HILL TOP HOTEL」の文字になる特別仕様のエアメール

The Langham, London

封筒の内側に心躍るデザインが施されている

The Manor House

重厚なロゴマークがホテルの歴史を感じさせる

佳佳西市場旅店

台南で注目のデザイナーズホテルだけありおしゃれでかわいい

 


<玄光社の本>

堤信子のつつみ紙コレクション

著者プロフィール

堤 信子

堤 信子

幼少からの紙好きが高じて、フリーアナウンサー、エッセイスト、
大学の講師という肩書に加え、「紙採集家」としての活動を本格的に
スタート。集めた紙は、包み紙や紙袋、紙箱の他、ホテルのレター
セットやカフェの紙ナプキンやコースター、ヴィンテージペーパーな
ど多岐にわたる。著書に『100人中99人に好かれる ありがとう上
手の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『旅鞄いっぱいの
パリふたたび』(実業之日本社)、『旅鞄いっぱいの京都ふたたび
(実業之日本社)などがある。最近では、紙採集家として出演した
人気TV 番組での紙コレクションの多さと、紙への想像を超えた
愛情が話題となり、紙好きとしての認知度が着実に広がっている。
紙は「使い捨てる」ものから「愛でるもの」へ。紙を大切にして
欲しいという活動は、自身の紙コレクションを通して今後も続く。

関連記事