文具・雑貨コレクターとして知られるフリーアナウンサーの堤信子さんによる「堤信子のつつみ紙コレクション」は、「紙を愛でる」「紙を生かす」を切り口に、堤さんが数十年かけて収集した日本各地、世界各国の様々な店舗、ブランドの包み紙を紹介する趣旨の書籍です。包み紙のほかにも、紙袋、切手、ポストカード、古書、コースター、古地図など幅広いカテゴリの紙グッズを収録。包み紙をノートや飾り皿などのアイテムに加工するアイデアも紹介しており、様々な角度から「紙」の魅力を楽しめる内容となっています。
本記事では、チャプター3「LETTER ITEMS」より、国内外のレターセットを抜粋して紹介します。
ヴィンテージレターセット
1900年代前半から1950年代のものは紙そのものが薄く、まだ印刷技術が発達していなかったため、レターセットが入った袋の表面にのみデザインが施されています。紙の経年変化を丸ごと楽しめるのがヴィンテージの良さ。
この当時海外に手紙を送る人も多く、エアメールは便箋の縁にトリコロール模様が入り、飛行機をモチーフにしたものが多く見られます。
ホテルのレターセット
初めて海外旅行をした高校時代から集めている、宿泊したホテルのレターセット。いいホテルの良し悪しはホテルのレターセットにつながると思っていて、素敵なホテルのレターセットを愛でるのも旅の楽しみの一つです。
柊家
京都の3大名旅館の一つで、柊家という名の通り「柊」を使ったレターセットだけではなく、荷物のタグなどにも柊が使われています。
山の上ホテル
文豪が愛したホテルとして知られます。昭和レトロなレターセットは原稿用紙を彷彿とさせ、書くと作家気分を味わえます。
The Langham, London
The Manor House
佳佳西市場旅店
<玄光社の本>