2018年8月11日~8月19日 VAGANT
写真とは何かを問うための挑発的写真展
デジタル写真は、写真ではない。そんな挑発的なコピーを据えた展覧会が原宿VACANTで開催される。
企画したのは同時期に日芸写真学科で学んだ中森真、林周良、及川天平、小野隆行ら写真家たちだ。
彼らは写真を学び始めた時期とアナログからデジタルへの移行期が重なる世代。
今や世の中に溢れる写真のほとんどがデジタルとなった。そんな今だからこそ、フィルムで撮影し、暗室に入り、作品を制作する意味を改めて考え続けているという。
彼らは定期的に作品を撮り、集まってはお互いの写真を論評しあってきた。普段、我々が気軽に「写真」と呼んでいるその画像イメージは、果たして「写真」と呼べるのだろうか? 写真への情熱はデジタル画像に表出するのか? 自然とそんな疑問が生まれ話し合いの中でこの展覧会企画開催へとつながった。
全体のキュレーションを三好耕三が務め、会場内では暗室の再現やトークショーも開催。また会場では、500部限定写真集を先行販売する。
いつの時代も写真家たちは時代へあらゆる問いを投げかけてきた。彼らのマニフェストとも言える本展はこの夏、注目の展覧会だ。
<写真展情報>
KZM Photo Session「New Old School」展
会場 :VACANT 2F
https://www.vacant.vc/aboutjp
会期:2018年8月11日(土)~8月19日(日)
住所:東京都渋谷区神宮前 3-20−13
開館時間:12時~20時
休廊日:会期中無休
入場料:無料