スマホで成功!売れる商品写真撮影講座
第3回

スマホでもメリットが多い三脚の活用法

スマホで成功!売れる商品写真撮影講座」は、きれいな商品写真を撮影するためのノウハウをまとめた本です。プロ並みの写真を撮るためには、高度なテクニックや、高価な機材が必要だと思いがちです。しかし、この本で久門易さんが使うカメラは、スマホです。スマホでもちょっとしたコツとセンスがあれば、きれいな写真が撮れるといいます。

本記事では、Part1 「知られざるスマホカメラの実力」の「機材と照明」より、三脚について解説している箇所を抜粋して掲載します。

三脚を使おう

「気軽に使っているスマホを、わざわざ三脚に付けるなんて面倒!」と普通は思うものですが、その効果は絶大です。ブレを防止することはもちろん、カメラの視点を固定するメリットも多く、被写体の位置や構図、光の向きの微調整といったことが三脚で可能になります。

スマホ三脚ホルダー

スマホやタブレットを三脚に固定するホルダーです。スマホなどのサイズに合うことと、三脚ネジ穴付きであることを確認してから購入してください。上はタブレット用、下の3つはスマホ用です。緑色の物は100円ショップで入手しました。

縦位置や横位置の固定もできます。タブレット用も含めて、さまざまな種類が販売されています。

三脚の選び方

三脚を全て伸ばした状態でカメラの高さが150センチ以上になる物が使いやすいです。全て伸ばした時の高さと、たたんだ時の長さはカタログなどに必ず書いてあるのでチェックしましょう。価格は3000円程度からあります。

雲台の種類

三脚にカメラを固定する部分が「雲台(うんだい)」です。取付ネジは全て共通なので、カメラの代わりにスマホ三脚ホルダーを付けることができるのです。

左はスピーディに動かせる「自由雲台」。右は微調整がやりやすい「3ウェイ雲台」で、カメラの脱着が簡単にできる「クイックシュー」が付いたタイプです。どのタイプもそれぞれよいところがあるので、これが絶対よいというオススメはありません。水平のわかる雲台もありますが、特に必要はありません。

三脚のメリット1:確実に固定・調整できる

四角い物をきれいな真四角で撮影したり、小さな物の構図を調整するには、レンズ位置の微調整が不可欠。三脚があれば可能になります。一度セッティングすれば、同じ位置からたくさんの撮影ができます。

三脚のメリット2:作業の様子を一人で撮れる

スマホを固定すると、撮影中に片手を使うことができます(タイマーを使えば、両手を使えます)。右手で鍋をかき混ぜながら、左手でシャッター、といった撮り方も可能になります。

三脚のメリット3:ライティングを自由に調整できる

被写体の置き方やスマホの位置を固定して構図が決まると、さらにライティングの工夫によって、ワンランク上の写真を撮ることができます。

iPhoneイヤフォンでリモコン操作

三脚を使っても乱暴にシャッター操作をするとブレます。そのため慎重に撮影する時にはリモコン操作が必要になります。下のようなアクセサリーを使わず、セルフタイマー機能でブレを防ぐこともできます。

iPhone の場合、イヤフォンのボリュームボタンでシャッター操作ができます。100円ショップでもカメラ用ケーブルが販売されています。

Bluetoothで接続して、シャッター操作ができるリモコンも市販されています。iPhoneでもアンドロイドでも使えます。


スマホで成功! 売れる商品写真撮影講座

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著者プロフィール

久門 易

(くもん・やすし)

1961年生まれ。会社員生活の途中、芸術写真家に憧れ上京。写真館「写真道場」を運営しつつ、「コマーシャル・フォト」「フォトテクニック」(玄光社)、「CAPA」(学研)、「日本カメラ」(日本カメラ社)などで多数の長期連載をしてきた。その一方で、楽天大学のネットショップ向け撮影講座(2001年〜)、LlXILの工務店向け施工事例撮影講座(2005年〜)、通信教育「たのまな」 の商品撮影講座(2014年〜)など多数の講師経験を持つ。

著書
「標準デジカメ撮影講座」(翔泳社)
「伝わる!売れる!仕事によく効くデジカメ撮影術」(翔泳社)
「今日からデジカメ写真がうまくなる」(ソフトバンク新書)
「食わず嫌いのための逆引きフォトレタッチ術」(日本カメラ)
「キレイに撮りたい!」(技術評論社)
「技あり!ビジネスフォト撮影&編集術」(秀和システム)
「フォト×バイク ライダーのライダーによるライダーのための写真術」(秀和システム)など多数

著書(玄光社)
スマホで成功! 売れる商品写真撮影講座
ネット通販売れる商品写真 トラの巻
ワンダー・フォトグラフィー


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