まるで「身につける個室」Privacy Talk(プライバシートーク)キヤノンマーケティングジャパンが発売

キヤノンマーケティングジャパンは、さまざまな場所や環境で快適なオンラインコミュニケーションを可能にする装着型減音デバイス“Privacy Talk(プライバシートーク) MD-100-GYを2024年4月下旬より発売すると発表した。販売価格は、23,650円(税込、キヤノンオンラインショップ販売価格)。販売はキヤノンオンラインショップにて販売を開始し、その後、他のECサイトでも販売することを予定している。

*2024年3月7日追記
キヤノンマーケティングジャパンは、「Privacy Talk」の発売日を「3月14日(木)」と発表した。
取扱店舗は、Amazon、EDION、キヤノンオンラインショップ、ケーズデンキ、Joshin、ビックカメラ、ノジマ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラ(五十音順)となる。それぞれの販売ページリンクは、メーカーサイトから確認できる。

「Privacy Talk」について、簡単に説明すると、「声を漏らさない、外の音を拾わないイヤホン・マイクをセットしたマスク」である。SF映画に登場しそうな近未来的な外観だが、機能も素晴らしく革新的だ。主な特徴は、装着した人の声が外に漏れないように減音する(完全に漏れないわけではないので消音ではない)。周囲の雑音を軽減してマイクで拾わない。換気ファンで通気性を確保する。

  • 自分の声を減音し周囲の雑音も軽減する
  • 換気用ファンの搭載により通気性を確保する
  • さまざまな場所や環境で快適なオンラインコミュニケーションを可能にする

カフェや会議室、会社のデスクなど、自分の近くに人がいる空間でオンライン会議を行う際に、「自分の声」と「周りの音」が気になる人は多いのではないだろうか。Privacy Talkを使えば、そのような環境でも快適に通話ができるようになる。あたかも「身につける個室」である。

重量は106グラム(マウスパッド、電池含む)。対応OSは、Windows、Mac、iOS、Android。機器との接続は、Bluetoothまたは有線USB(Type-C)。マスクのような外装のファブリックカバーは洗うことができて、交換用も販売される。

キヤノンマーケティングジャパンは、Privacy Talkの開発にあたり、応援購入サービス「Makuake」での先行販売を行い、応援購入台数490台、応援購入総額は1,000万円を達成した。先行販売によって、市場のニーズと反応を得て正式に販売することを決定した。この製品は、同社の企業内起業「ichikara Lab」が製品企画を行った。

Privacy Talk装着時。一般的なマスクよりちょっと突き出ている雰囲気
正面からみると違和感はあまりない

 

Privacy Talk内部。本体の口に触れる部分には、マウスパッドが装着されている。実際に装着したが、肌触りは良くストレスは感じない。左右側面からイヤホンが出ている。
Privacy Talk ファブリックカバーから本体を外したところ。ファブリックカバー自体には、減音機能はない。経年で汚れたり擦れたりすることを考えると替え用をいくつか揃えておきたいところ。

 

換気用ファンを内蔵し、本体内部の空気循環を促進することで湿気がこもりにくくなり、快適に装着できる。ファンの稼働音と音声をそれぞれ取得するダブルマイクを搭載し、ノイズとなるファンの稼働音を打ち消す処理を行うことで相手にクリアな音声を届ける。

 


実際にPrivacy Talkを装着して会話している様子。Privacy Talkは、向かいの人が持つスマートフォンに接続されている。装着している人の近くに立っても声はほとんど聞こえない。

<メーカーサイト>

キヤノンマーケティングジャパン
Privacy Talk(プライバシートーク)
https://personal.canon.jp/product/business-tool/privacytalk/branding

プレスリリース
https://corporate.canon.jp/newsrelease/2024/pr-0213

取扱店舗
https://personal.canon.jp/product/business-tool/privacytalk/shoplist

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