女の子の濡れ透け表現テクニック
第1回

「濡れ透け」表現で得られる効果を知ろう

創作の中で「キャラクターの装い」や「天候」が変わることは、しばしばキャラクターの感情や状況、キャラクター同士の関係性や環境などの変化を表現する手段の一つとして使われます。特に「雨に降られてずぶ濡れになる」などは、同じキャラクターでありながらも、髪型や服装が変化することで、いつもとは違った雰囲気を出すことができることからよく使われる表現です。

女の子の濡れ透け表現テクニック」では、水に濡れた肌や服の質感表現テクニックを中心として、5つのシーンにおける女性キャラクターの「濡れ感」描写を解説。顔や体の各パーツから服を着ているときの濡れ透け表現、水滴の質感や海辺など水のある景色の描き方まで、キャラクターの濡れ透け表現に必要な要素を網羅して説明しています。

現代では艶めくような色気のある男女を「水も滴る」と形容することもありますが、本書では特に女性キャラクターの濡れ透けに絞って表現する手法を紹介します。

本記事では第0章「濡れ透けの描き方 基礎編」より、「濡れ透け」の概要と、濡れ透け表現の一例について紹介します。

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女の子の濡れ透け表現テクニック

濡れ透けってどんなもの?

「濡れ透け」とは、水によって衣服が濡れることで下着や肌が透けている状態を指し、濡れと透けの造語として使われている。濡れ透けを使うことで、大人の色気の演出など制作の幅を広げることができる。

濡れ透け効果
濡れ透けがある場合と無い場合で比較してみると、濡れ透けの要素を追加することで見映えが全く異なるものになる。

濡れ透けの特徴

1. 肌の質感
水を帯びることで、肌の質感が良く見えるメリットがある。

2. シチュエーション
濡れ透けにしか出せない特有のシチュエーションを表現することができる。

3. キャラ性
大人っぽさや色気を出して、キャラクターを一気に際立たせることができる。

濡れ透けを用いるとこんな絵が描ける!

濡れ透けの度合いで、場面状況がリアルに!
イルカショーで予期せぬハプニングに合い、緊張と恥ずかしさが入り混じる濡れ透けを表現。

水の描写で、キャラの心理状態が際立つ!
初めての失恋で意気消沈する中、突然の大雨が主人公の気持ちを表現する濡れ透け。

水の動きで、場面のテンションが伝わる!
クラスメイト同士の和気あいあいとした水の掛け合いが仲の良さを際立たせる濡れ透け表現。

ありのままの姿が大人の色気を醸し出される
友だちと入る屋上の露天風呂で、心から癒されながらもちょっぴり恥ずかしい気持ちを表現。


女の子の濡れ透け表現テクニック

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