アニメーターズ・スケッチ 筋肉キャラクター編
第2回

両手を上げるのは不自然?「ジャンプ」と「着地」の動作

イラストや漫画で人間のキャラクターを表現する際には、人体がどのように動くのか、動かせるのか、その構造を理解することが重要です。不自然さのない、説得力のある動きの描写を練習するにあたっては、写真や映像を見たり、ポーズ集や3Dモデルソフトを活用するなど様々な方法が模索されています。

羽山淳一 アニメーターズ・スケッチ 動きのある人物スケッチ集 筋肉キャラクター編」は、筋肉質なキャラクターの動きを集めたポーズ集です。立ち姿や歩行などの基本動作をはじめ、スポーツ、格闘技、銃や剣などバトルアクションポーズなど約600点を収録しています。著者は1984年からアニメーターとして活躍している羽山淳一さん。

本記事では、Chapter1「基本系ポーズ」より、「ジャンプ」と「着地」の動作について解説します。

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羽山淳一 アニメーターズ・スケッチ 筋肉キャラクター編

ジャンプする動作

ジャンプをする際の一連の動作。よくやりがちなのが、両手を上に上げる動作。実際は両手を上げてジャンプすることは少ない。実写映画や体操選手などを参考にするといいでしょう。

飛び上がる場合

上の絵の動きを横から見た状態。重心の位置を考えて描きます。

手を上げてジャンプするのは不自然。ウルトラマンやスーパーマンのようなキャラクターの個性を出すためならOK。

飛び下りる場合

飛び下りる場合は手を大きく広げたり、上げたりせず、手でバランスをとるように少し前に出す程度に。戦隊もののように、芝居としての必然性があれば成立する場合もあります。

手を上げて飛び下りるのも不自然。

これも少し不自然。

着地する動作

右腕で地面を押さえたとき、左腕を引いてバランスをとると思います。


羽山淳一 アニメーターズ・スケッチ 筋肉キャラクター編

著者プロフィール

羽山 淳一

(はやま・じゅんいち)
アニメーター、キャラクターデザイナー。

1965年、長野県出身。
高校卒業後ムッシュ・オニオン・プロダクションに入社。
『Gu-Guガンモ』(1984年)で動画デビュー。
『は~いステップジュン』(1985年)で原画デビュー。
『北斗の拳』(1987年)で作画監督デビュー。
『BE-BOP HIGHSCHOOL』(1989年)でキャラクターデザイン、デビュー。
1990年フリーランスとして独立。

書籍(玄光社):
アニメキャラクターの作画&デザインテクニック
羽山淳一 ブラッシュワーク
羽山淳一 アニメーターズ・スケッチ

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