アニメーターズ・スケッチ 筋肉キャラクター編
第4回

サッカー、バスケ…スポーツの動きを描く時に意識すること

イラストや漫画で人間のキャラクターを表現する際には、人体がどのように動くのか、動かせるのか、その構造を理解することが重要です。不自然さのない、説得力のある動きの描写を練習するにあたっては、写真や映像を見たり、ポーズ集や3Dモデルソフトを活用するなど様々な方法が模索されています。

羽山淳一 アニメーターズ・スケッチ 動きのある人物スケッチ集 筋肉キャラクター編」は、筋肉質なキャラクターの動きを集めたポーズ集です。立ち姿や歩行などの基本動作をはじめ、スポーツ、格闘技、銃や剣などバトルアクションポーズなど約600点を収録しています。著者は1984年からアニメーターとして活躍している羽山淳一さん。

本記事では、Chapter2「運動系ポーズ」より、「サッカー」「ハンドボール」「バスケットボール」のポーズを紹介します。

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羽山淳一 アニメーターズ・スケッチ 筋肉キャラクター編

サッカー

ボールを蹴る一連の動作。腰のひねりと蹴り上げる足の動作に注意。

蹴り上げた足を基準に、どのパーツがどう繋がるかを考えて描いていきます。

ドリブルは腰の位置が低く、重心も低い位置に。

難しい動作は写真や動画を見てスケッチの練習をしてみましょう。

ハンドボール

動画で一連の動作を把握して描きます。前後の動きをイメージして描くと、ポージングに説得力が出ます。

バスケットボール

空中でのバランスのとり方を意識して。手足が長くなっているのは外国人のイメージ。足先が大きく見えるのはバスケットシューズのイメージ。


羽山淳一 アニメーターズ・スケッチ 筋肉キャラクター編

著者プロフィール

羽山 淳一

(はやま・じゅんいち)
アニメーター、キャラクターデザイナー。

1965年、長野県出身。
高校卒業後ムッシュ・オニオン・プロダクションに入社。
『Gu-Guガンモ』(1984年)で動画デビュー。
『は~いステップジュン』(1985年)で原画デビュー。
『北斗の拳』(1987年)で作画監督デビュー。
『BE-BOP HIGHSCHOOL』(1989年)でキャラクターデザイン、デビュー。
1990年フリーランスとして独立。

書籍(玄光社):
アニメキャラクターの作画&デザインテクニック
羽山淳一 ブラッシュワーク
羽山淳一 アニメーターズ・スケッチ

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