堤信子のつつみ紙コレクション
第9回

「紙」の収集・保存に欠かせない道具たち

文具・雑貨コレクターとして知られるフリーアナウンサーの堤信子さんによる「堤信子のつつみ紙コレクション」は、「紙を愛でる」「紙を生かす」を切り口に、堤さんが数十年かけて収集した日本各地、世界各国の様々な店舗、ブランドの包み紙を紹介する趣旨の書籍です。包み紙のほかにも、紙袋、切手、ポストカード、古書、コースター、古地図など幅広いカテゴリの紙グッズを収録。包み紙をノートや飾り皿などのアイテムに加工するアイデアも紹介しており、様々な角度から「紙」の魅力を楽しめる内容となっています。

本記事では、出かけた先や旅先で出会った「紙もの」をきれいなまま持ち運び、保存するのに便利な道具の数々を紹介します。

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堤信子のつつみ紙コレクション

 

つつみ流・紙採集の7つ道具

出合った紙をスムーズに採集するために欠かせない道具の数々。外出先や旅先で、コンパクトにきれいな状態で採集できれば紙コレクションが充実していきます。

 

携帯用ペーパーカッター
パリのティファニーで購入。ほとんどのペーパーカッターが端からしか切れないのに対し、中央のピン状になった刃で刺せば下敷きいらずでどこからでも切り抜ける優れもの。

 

A3 PORT PIT
神戸派計画の折らずにA3サイズの紙が収納できるファイル。折りたたまずにコンパクトに持ち運ぶことができ、丈夫な厚紙でできているため軽いのも便利。

 

ビニールブリーフケース
神戸派計画の折らずにA3サイズの紙が収納できるファイル。折りたたまずにコンパクトに持ち運ぶことができ、丈夫な厚紙でできているため軽いのも便利。

 

アジャスターケース
パリの画材店で購入した包み紙用のケース。長さの調節ができるため、包み紙のサイズに合わせて収納できる。大きなサイズの紙も折らずに持ち帰ることができるのが嬉しい。

 

 

クリアファイル&クリップ
クリップを用意しておくと、次々にクリアファイルに収納したものを簡易にとじることができる。中に入れたものの抜け落ちも防ぎ、紙を束ねる時にも使える。

 

ふせん
旅先などで紙採集をする時に、コレクション用に採集した日や採集した場所などをふせんにメモし貼りつけておくと、後でお店や日付ごとに保存することができる。

 

カルトン
パリの画材店で購入。さまざまなサイズの紙ものをはさむことができ、トランクにも入れやすくて便利。大好きなトリコロールカラーになるように意識して3 色を購入。

つつみ流・紙採集後の保存方法

採集した紙ものは保存方法を決めておかなければ、必要な時に取り出したり愛でたりすることができません。採集したものを見返しやすく保存するのが最大のポイント。

クリアブックに収納
さまざまなサイズのポケット式のクリアブックを用意しておけば、集め過ぎてしまった紙たちも一気に収納できる。日付ごと、種類ごとさまざまな分け方も可能だ。

 

ジャストサイズのファイルに保存
コレクションしたいアイテムに合わせたジャストサイズのファイルを使うと、きれいに保存でき一覧性も高まる。ハピラには、コースターにピッタリの「マルチスクエアファイル」もある。

 

ラップの芯を再利用
ラップの芯を使った気軽に包み紙を収納できるおすすめの方法。包み紙を巻いて立てた状態で収納できるため、使いたい時にすぐに取り出すこともできる。

 

ご朱印帳を活用
ご朱印帳に収集した紙を貼りつけていく保存方法。折りたたんだ状態など、立体的に貼ることもでき便利。広げればコレクションを一覧しながら鑑賞できる。ちなみに、このご朱印帳は京都和菓子店のパッケージコレクションブックとして活用。

 


<玄光社の本>

堤信子のつつみ紙コレクション

著者プロフィール

堤 信子

堤 信子

幼少からの紙好きが高じて、フリーアナウンサー、エッセイスト、
大学の講師という肩書に加え、「紙採集家」としての活動を本格的に
スタート。集めた紙は、包み紙や紙袋、紙箱の他、ホテルのレター
セットやカフェの紙ナプキンやコースター、ヴィンテージペーパーな
ど多岐にわたる。著書に『100人中99人に好かれる ありがとう上
手の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『旅鞄いっぱいの
パリふたたび』(実業之日本社)、『旅鞄いっぱいの京都ふたたび
(実業之日本社)などがある。最近では、紙採集家として出演した
人気TV 番組での紙コレクションの多さと、紙への想像を超えた
愛情が話題となり、紙好きとしての認知度が着実に広がっている。
紙は「使い捨てる」ものから「愛でるもの」へ。紙を大切にして
欲しいという活動は、自身の紙コレクションを通して今後も続く。

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