文具・雑貨コレクターとして知られるフリーアナウンサーの堤信子さんによる「堤信子のつつみ紙コレクション」は、「紙を愛でる」「紙を生かす」を切り口に、堤さんが数十年かけて収集した日本各地、世界各国の様々な店舗、ブランドの包み紙を紹介する趣旨の書籍です。包み紙のほかにも、紙袋、切手、ポストカード、古書、コースター、古地図など幅広いカテゴリの紙グッズを収録。包み紙をノートや飾り皿などのアイテムに加工するアイデアも紹介しており、様々な角度から「紙」の魅力を楽しめる内容となっています。
本記事では、チャプター2「PAPER BAGS&PAPER BOXES」より、海外の紙袋と紙箱を抜粋して紹介します。
マルシェ袋がキュートなのはミラノ。八百屋さんや果物屋さんの袋は、大きさがほぼ一緒で少しずつ絵柄が違うノスタルジックなものばかり。ミラノ在住の親戚が、私のためにいつもキープしておいてくれます。
お土産袋
お土産屋さんで、絵葉書などの小物を買うと入れてくれる薄い小袋。コレクションとして最も古いものは下段右端の大学時代にパリで絵葉書を買った時の袋で、女の子のデザインがキッチュ。蚤の市で出合った古い小袋もコレクションしています。
海外で見つけた紙箱
香水やキャンドル、歯磨き粉などの生活用品から食料品まで、特に欧州の箱のデザインは、中身以上に華やかなものが多いのが嬉しい。特に好きなのは、クリスマスの時期に出回るイタリアのパネトーネ(イタリアの伝統的な菓子パン)入りの大箱です。
<玄光社の本>