堤信子のつつみ紙コレクション
第3回

紙袋で表現されるブランドの個性

文具・雑貨コレクターとして知られるフリーアナウンサーの堤信子さんによる「堤信子のつつみ紙コレクション」は、「紙を愛でる」「紙を生かす」を切り口に、堤さんが数十年かけて収集した日本各地、世界各国の様々な店舗、ブランドの包み紙を紹介する趣旨の書籍です。包み紙のほかにも、紙袋、切手、ポストカード、古書、コースター、古地図など幅広いカテゴリの紙グッズを収録。包み紙をノートや飾り皿などのアイテムに加工するアイデアも紹介しており、様々な角度から「紙」の魅力を楽しめる内容となっています。

本記事では、チャプター2「PAPER BAGS&PAPER BOXES」より、日本国内のショップでもらえる(もらえた)紙袋を抜粋して紹介します。

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堤信子のつつみ紙コレクション

 

日本で出合える紙袋

品物を最後にくるむ「紙袋」は、洋服でいうとコートのような存在で人目に触れることが多いもの。日本の紙袋のインパクトは引き算の美学、色使いも比較的シンプルで、余白をうまく生かしたものに心惹かれます。

和久傳(京都)。シンプルなデザインが京都の老舗料亭らしい
いづ重(京都)
プティ・タ・プティ(京都)
京菓子司 笹屋守栄(京都)
ISSEI MIYAKE(東京)
緑寿庵清水(京都)
京菓子司 末富(京都)
然花抄院(京都)

 


<玄光社の本>

堤信子のつつみ紙コレクション

著者プロフィール

堤 信子

堤 信子

幼少からの紙好きが高じて、フリーアナウンサー、エッセイスト、
大学の講師という肩書に加え、「紙採集家」としての活動を本格的に
スタート。集めた紙は、包み紙や紙袋、紙箱の他、ホテルのレター
セットやカフェの紙ナプキンやコースター、ヴィンテージペーパーな
ど多岐にわたる。著書に『100人中99人に好かれる ありがとう上
手の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『旅鞄いっぱいの
パリふたたび』(実業之日本社)、『旅鞄いっぱいの京都ふたたび
(実業之日本社)などがある。最近では、紙採集家として出演した
人気TV 番組での紙コレクションの多さと、紙への想像を超えた
愛情が話題となり、紙好きとしての認知度が着実に広がっている。
紙は「使い捨てる」ものから「愛でるもの」へ。紙を大切にして
欲しいという活動は、自身の紙コレクションを通して今後も続く。

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