文具・雑貨コレクターとして知られるフリーアナウンサーの堤信子さんによる「堤信子のつつみ紙コレクション」は、「紙を愛でる」「紙を生かす」を切り口に、堤さんが数十年かけて収集した日本各地、世界各国の様々な店舗、ブランドの包み紙を紹介する趣旨の書籍です。包み紙のほかにも、紙袋、切手、ポストカード、古書、コースター、古地図など幅広いカテゴリの紙グッズを収録。包み紙をノートや飾り皿などのアイテムに加工するアイデアも紹介しており、様々な角度から「紙」の魅力を楽しめる内容となっています。
本記事では、チャプター1「WRAPPING PAPERS」より、東京・銀座にある文房具専門店「伊東屋」歴代の包み紙と、国内有名ブランドの旧デザイン包装紙を抜粋して紹介します。
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銀座・伊東屋の包み紙
1904 年(明治37 年)に銀座の地に創業した、文房具専門店「伊東屋」の看板には「STATIONERS」の文字が。当時の貴重な包み紙にも、英字のプリントが施され、舶来品の文房具などを取り扱っていたことがうかがえます。
Itoya×竹尾
懐かしいレトロな包み紙
老舗店の昔の包み紙は遠い記憶を呼び覚ましてくれます。資生堂の包み紙が敷かれていた母の鏡台の引き出し、カルピスの水玉は夏休みのベランダ、レトロ紙のコレクションは心のアルバムです。
資生堂
カルピス
西武百貨店
<玄光社の本>