さいとうよしみ展「やわらかい風」in 金柑画廊

2025年1月11日(土)〜2月2日(日)金柑画廊

©さいようよしみ

金柑画廊にて、さいとうよしみ展「やわらかい風」が開催される。会期は、2025年1月11日(土)〜2月2日(日)まで、さいとうよしみ氏は、不思議なキャラクターたちが生きる世界を、絵やアニメーション、陶芸などを用いて表現してきた。色鉛筆、アクリル絵具、鉛筆などを使い、おおらかでのびやかなタッチで描かれるドローイングは、ユーモアに溢れ、弾けるような中に穏やかな慈愛や喜びに満ち満ちている。 彼女が作り出すキャラクターたちが生きる世界は、彼女の願うユートピアなのかもしれない。近年は陶芸作品を中心に発表してきたが、本展示では絵画やドローイング作品もあわせて展示される。

©さいとうよしみ

戦争のニュースを毎日のように目にします。
暴力に抵抗するために、私にできることは何だろうと考えてきました。
一人の人間にできることは限られています。
爆弾のような強力な衝撃を私は生み出せません。
では、何もできないのかと問われると
そうでもない気がします。
小さな風なら、私にも起こせるのではないか
そう思って絵を描きました。
つかの間でも見た人の心がほっとするような
ささやかなものを作りたいと思いました。
ピンと張り詰めていた気持ちが自然とゆるむ。
そういうものを目指してみました。

ほっとしたときに出る小さなため息が
やがて集まり、やわらかい風になって
世界を優しく包んでくれることを願って。

(さいとうよしみ)
‐リリースより引用

<展覧会概要>

さいとうよしみ展「やわらかい風」
Yoshimi Saito“Soft Wind”

会期:2025年1月11日(土)〜2月2日(日)
時間:12:00〜19:00
会場:金柑画廊
住所:〒153-0063 東京都目黒区目黒4-26-7
休館日:月、火、水

<プロフィール>

さいとうよしみ
京都芸術大学 陶芸科 卒業。平面のドローイングに加え、粘土という立体にも活動の幅を広げる。
2022年、アイスランドのアーティスト・イン・レジデンスに滞在しながら一連の陶芸作品 Huldufólk を制作、発表。
近年の活動に、個展「Dream House」(金柑画廊、2018)、二人展 「Yoshimi & Sinkiangbin」(金柑画廊、2021)、オムニバス映画『広島を上演する』(2023) 中の短編作品『夢の涯てまで』 (草野なつか監督) に主演および作品提供、などがある。

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