アイドル衣装デザイン図鑑
第4回

定番アイドル衣装の描き方 和服ならではの表現が使える和装ベースのアレンジ衣装

メディアやステージで活躍するアイドルの衣装は、本人やグループ、あるいは曲のイメージに合ったものが作られます。キャラクターデザインにおいても、衣装はキャラクターの個性を表現する重要な要素です。

アイドル衣装デザイン図鑑」は、主に女性アイドルが着る衣装デザインをもとに、キャラクターのイメージに合った衣装の描き方を伝える切り口の指南書です。定番イメージのアイドル衣装から、特定のテーマをモチーフにしたオリジナル衣装、素材感や装飾などのディテール、配色にいたるまで、女性キャラクターの魅力を引き出す表現を多数収録しています。

本記事では、第2章「定番アイドル衣装」より、和装をモチーフにしたアレンジ衣装の例を紹介します。

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晴れ着

振袖をベースに、ご祝儀袋に使われる水引を帯に飾っておめでたいイメージの衣装に。短いプリーツスカートで動きやすくするのもポイント。

  • 帯に水引を結んで華やかに。短冊状の飾りを挟み、衣装全体を“ご祝儀袋”のようなイメージにしている・下半身はボリュームのあるプリーツスカートで元気に。プリーツを直線的に入れると着物らしさが残る
  • 体の動きに合わせて袖に変化をつけるときは、袖の形が四角であることを意識する
Front Style
Back Style

和服を描くときのポイント

  • 脇の辺りで布が余り、帯で締められるのでシワが多く入る
  • ほとんど見えないが、脇の下に身八つ口という切れ目が入る
  • 袖の形は四角であることを意識する

肩から袖の流れとボリューム感を出す

  • 肩口の位置は洋服とは異なり、下がっている
  • 腕を曲げている部分の生地がたまり、たるみができる
  • 体に沿っているわけではないので、袖本来の形を意識する

帯留めなどの小物にリアリティを

水引は和紙をこより状にして作られている。素材感を意識しながら描くとリアルになる

組紐の描き方

複数の糸を組み合わせて作られた組紐は、和の雰囲気を出すのにぴったり

巫女服(クール)

折り紙のキツネをモチーフにした巫女衣装。和風要素のあるメタルなどの音楽に合うよう、クールでハードな印象に仕上げている。

  • 折り紙のようなデザインの耳がついたカチューシャ
  • 帯の上に太いベルトを締めて和服とのギャップを作っている
  • 長身を生かすため、縦のラインを強調したシルエットに
Front Style
Front Style

アイドル衣装デザイン図鑑

著者プロフィール

Kyachi

女子美術大学デザイン学科卒業。在学中よりソーシャルゲームや書籍などでイラストを執筆。pixivにて、自身が作るコンテンツ『動きのあるポーズを描く時にコントラポストでいうのとか重心のこととかいろいろ便利みたいです』が20万人超のブックマーク数を獲得した。

書籍(玄光社):
動きのあるポーズの描き方 女性キャラクター編
動きのあるポーズの描き方 男性キャラクター編
キャラクターの色の塗り方
ドレスの描き方


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