2024年11月30日(土)〜12月22日(日)金柑画廊
金柑画廊にて個展 星実樹「ささやかな問いの中で生きる」が開催される。会期は、2024年11月30日(土)〜12月22日(日)まで。星実樹氏は、刺繍を軸にしながら、ドローイングなどの手法も用いて、日常の見過ごされがちな事柄を掬い上げるように作品を作り続けている。主に題材として取り組んできた「熱」は、体温でもあり、物や人との間に漂う曖昧な存在として、星実樹氏の中で常に小さな問いとなって反芻されてきた。この不確かでありながらも確実に感じられる「熱」は、彼女の理解の隙間を彷徨いつつ、針と糸によって実体のあるものへと形を成していく。本展では、星実樹氏の心の奥底にある「熱」の世界を覗き見ることができる。
そこにある熱は何だろう
不確かでとりとめがない
でも、そこにいていいと言ってくれる
掴めない何かがそこに
見えない何かが漂っている大きな流れの世界の中で
小さな針と、細い糸から生まれる
ささやかでとりとめのない問いはどのように映るのだろうささやかな問いの中で私は今日も生きている
(星 実樹)
<展覧会概要>
星実樹「ささやかな問いの中で生きる」
会期:2024年11月30日(土)〜12月22日(日)
場所:金柑画廊
住所:東京都目黒区目黒4-26-7
時間:12:00〜19:00
定休日:月、火、水
<プロフィール>
星実樹(Mitsuki Hoshi)
1990年生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。2012年より刺繍作品の制作を始める。
見過ごしがちな日常に目を向けながら、絵を描き、糸にのせてまた別の表情を生み出す。
近年の活動として、個展「今日、丘の上で」(2018年、shed、二子玉川・東京)、「そこにある」(2019年、金柑画廊、目黒・東京/2021年、Galerie de RIVIERE、吹田・大阪)、二人展「ほし ひかる なみ うごく」松原 日光 × 星 実樹 (Goozen、横浜・神奈川)などがある。
Webサイト:https://www.hoshimitsuki.com
Instagram:@hoshimitsuki