2026年5月5日(火)〜5月17日(日)京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室

京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室にて、廖文瑄 写真展「残響記・息」が開催される。会期は、2026年5月5日(火)〜5月17日(日)。
「残響記・息」は、廖 文瑄氏自身が、三度の妊娠という経験を単なる記録ではなく、心の中に残った「光」「声」「振動」の残響として視覚化した作品群。過ぎ去った出来事が記憶の中で反響し、再構築されていく過程を「消失と再生の物語」として表現する。
「残響記・息」は、私自身の三度の妊娠を記録した写真日記である。
三度の妊娠に刻まれた光や声の残響が、そして消え去っていったはずの声が、心の中で反響しながら視覚イメージとして立ち上がっていく過程を記録するとともに、振動や痕跡として時間の流れに残った感情を写し留めた。光に照らされて浮かび上がる声のかたち⸺残響は、私の記憶と感情の共振である。人生の出来事が過ぎ去った歴史となった今も、声はいまだ虚空の中を漂っている。この写真日記は、花火の光の下で妊娠の経験を通して、消失と再生の物語を織りなしていく。
これらの密やかな経験のなかには、運命に導かれた終わりと、生命の誕生、そして意志から生まれる静かな沈黙が息づいている。これらの個人的な経験が明確な時間軸を形づくっている。しかし、記憶の深層では、これらの出来事は順番に起こったのではなく、何度も立ち返り、重なり合い、再構築されていったのだ。それぞれの経験は始まりであると同時に、余音でもある⸺振り返る、立ち戻る、再び現れる⸺あわい(間)を往還する時間は、直線的に流れるものではなく、交差する生命のリズムである。
本展では、内から外へと広がる生命が反響(Echoes)、再生(Rebirth)、回帰(Return)の三つの章と、万物の宇宙と生命の融合を象徴するランドスケープ・インスタレーションによって構成されている。鑑賞者は私の人生の出来事の目撃者であると同時に、残響の一部ともなる。観ること、触れることを通して、現れるものと消えていくもののあわいに潜む、かすかな光や息遣いを感じていただきたい。
(リリースより引用)



<展覧会概要>
タイトル:廖文瑄 写真展「残響記・息」
会期:2026年5月5日(火)〜5月17日(日)
時間:11:00〜18:00(※最終日は17:00まで)
会場:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室
住所:〒605-0038 京都府京都市東山区堀池町374-2
<プロフィール>
廖 文瑄(Wen Hsuan, Liao)
RICOH GR 日本オフィシャル認証 GRist
ストリート撮影をきっかけに写真創作を始める。都市の片隅に潜んでいる人間関係の緊張感と感情のせめぎあいを繊細に捉える。母になった後、レンズの向かう先を他者から自身へと移し、記憶、感情と身体感覚の交わりを表現し、詩的なイメージを通して、柔らかくも確かな眼差しを探求している。










