2023年10月27日(金)〜2024年1月21日(日)千葉県立美術館
千葉県立美術館(千葉市中央区)にて、「テオ・ヤンセン展」が開催される。会期は、2023年10月27日(金)〜2024年1月21日(日)。本展は、明治6(1873)年に千葉県が誕生してから今年で150年の節目の年を迎えることを記念し、千葉県とゆかりの深いオランダ出身の世界的アーティスト テオ・ヤンセン氏の展覧会を開催するに至った。
芸術家、発明家、科学者の顔を持ち、「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と称されるテオ・ヤンセン氏。代表作「ストランドビースト」は、プラスチックチューブや粘着テープなど身近な材料で作られた、風の力で歩く「生命体(ビースト)」。
本展では、10mを超えるものを含む10体以上のストランドビーストを展示する他、自筆のアイデアスケッチや制作に必要な道具、試作段階の模型なども公開。ストランドビーストを歩行させるイベントも毎日実施する。
12月3日(日)には日本で初めて、一般人も参加できる海岸歩行イベントを開催する。千葉の海を背景に、まるで生き物のように動くストランドビーストを間近で観ることができる。
テオ・ヤンセン氏から千葉県開催に向けてのメッセージ
千葉の皆さんに私の作品を見ていただけることをとても嬉しく思います。千葉とオランダは美しい海がある点などで似ているところがあります。ビーストもきっと家にいるように居心地よく感じていると思います。ぜひ展覧会を楽しんでください。
<展覧会概要>
「テオ・ヤンセン展」
会期:2023年10月27日(金)〜2024年1月21日(日)
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月28日~1月4日)
開館時間:9:00~16:30(入場は16:00まで)
会場:千葉県立美術館
住所:千葉県千葉市中央区中央港1-10-1
入場料:一般1000円、高校・大学生500円
※中学生以下・65歳以上・障害者手帳等を所持者とその介護者1人無料
※11月3日(金・祝)文化の日は無料
TEL:043-242-8311
E-MAIL:fukyu-art@mz.pref.chiba.lg.jp
HP:http://www2.chiba-muse.or.jp/ART/
千葉県誕生150周年記念ホームページ
https://www.pref.chiba.lg.jp/bunshin/chiba150th/index.html
<展示予定作品>
「尾」を自在に振ることができる。
固いチューブとは思えないほどしなやかで柔軟性のある動きを見せる。
大きなプロペラが風を受けて回転することで動き出す。
風を受ける方向に対して、高速で横歩きする。
当初は手で引いて動かしていたが、帆を備えることで風力により動くことに。
三重県の展覧会で公募により命名された。
ラテン語で「すべて」を意味する「オムニア」。
作品の進化過程で生まれた歩行や方向転換、水感知などの機能を備える。
「知覚する」という意味の「ペルシピエーレ」。
水を感知して方向転換することもできる。
「エクセルサス」は「背が高いこと」を意味する。
上部の旗をはためかせながら、その大きな体を動かす。
スキーとストックによって滑るように動くのが特徴的なビースト。
帆をつけた《アニマリス・オルディス》と、波打つ構造を特徴とするキャタピラ型ビーストが合体した作品。
<関連イベント>
日本初の一般参加!ストランドビーストin千葉みなと
千葉ポートパークの海岸沿いをストランドビースト《アニマリス・オルディス》が歩行します。一般の方もビーストの隣を歩ける海岸歩行イベントは日本初開催。
日程:2023年12月3日(日)※雨天・荒天の場合は中止
場所:千葉ポートパーク内ビーチプラザ(千葉ポートタワーそば)
リ・アニメーション
会期中は毎日、会場内でストランドビーストが動く姿を楽しめる。
大学連携ワークショップ
「自然の力で動きだす!?~身のまわりにあるものを使って~」
日程:2023年12月2日(土)
協力:千葉大学教育学部 小橋研究室
ミニビースト競走
人気のミニチュア模型「ミニビースト」をうちわであおいで速さを競う。
日程:2023年12月24日(日)、2024年1月7日(日)(予定)
組み立てて楽しむ ミニビースト販売
組み立てて楽しむ人気のミニチュア模型「ミニビースト」シリーズをミュージアムショップで販売。
※イベントの詳細は千葉県立美術館ホームページで随時公開。
http://www2.chiba-muse.or.jp/ART/