アニメーターズ・スケッチ 筋肉キャラクター編
第9回

意外と簡単?アクロバティックなアクションポーズ

イラストや漫画で人間のキャラクターを表現する際には、人体がどのように動くのか、動かせるのか、その構造を理解することが重要です。不自然さのない、説得力のある動きの描写を練習するにあたっては、写真や映像を見たり、ポーズ集や3Dモデルソフトを活用するなど様々な方法が模索されています。

羽山淳一 アニメーターズ・スケッチ 動きのある人物スケッチ集 筋肉キャラクター編」は、筋肉質なキャラクターの動きを集めたポーズ集です。立ち姿や歩行などの基本動作をはじめ、スポーツ、格闘技、銃や剣などバトルアクションポーズなど約600点を収録しています。著者は1984年からアニメーターとして活躍している羽山淳一さん。

本記事では、Chapter3「アクション系ポーズ」より、「アクロバティックなアクションポーズ」について抜粋して解説します。

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羽山淳一 アニメーターズ・スケッチ 筋肉キャラクター編

アクロバティックなアクションポーズ

空中で反転しようとしているポーズ。意外とこういった大げさなポーズのほうが、簡単に描けます。

空を飛んでいたら“はっ”となにかに気づいて後ろを振り向くというポーズ。

走り幅跳びの途中の空中ポーズの感じ。


上の力強いジャンプに比べ、楽しげではつらつとした感じのジャンプ。

側転の途中のポーズ。

バク宙の一連の流れを考え、最後の空中のポーズを捉えて描いたもの。


羽山淳一 アニメーターズ・スケッチ 筋肉キャラクター編

著者プロフィール

羽山 淳一

(はやま・じゅんいち)
アニメーター、キャラクターデザイナー。

1965年、長野県出身。
高校卒業後ムッシュ・オニオン・プロダクションに入社。
『Gu-Guガンモ』(1984年)で動画デビュー。
『は~いステップジュン』(1985年)で原画デビュー。
『北斗の拳』(1987年)で作画監督デビュー。
『BE-BOP HIGHSCHOOL』(1989年)でキャラクターデザイン、デビュー。
1990年フリーランスとして独立。

書籍(玄光社):
アニメキャラクターの作画&デザインテクニック
羽山淳一 ブラッシュワーク
羽山淳一 アニメーターズ・スケッチ

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