「五百羅漢修復 祈りの継承」展

2021年12月21日(火)~ 26日(日)10:00〜18:00 JCII(一般財団法人日本カメラ財団)クラブ25ギャラリー

JCII(一般財団法人日本カメラ財団)クラブ25ギャラリーにて、「五百羅漢修復 祈りの継承」展が開催される。会期は、2021年12月21日(火)~ 26日(日)まで。

天恩山五百羅漢寺(東京都目黒区)の五百羅漢像は、江戸時代の仏師・松雲元慶が彫刻し、 度重なる天災、人災を奇跡的に免れ、305体が今なお一堂に現存、人々の信仰の対象となっている。また、歴史的文化的に価値が高く、東京都の重要文化財にも指定されている。

本展では、天恩山五百羅漢寺の協力のもと、五百羅漢像を未来につなぐ修復の取り組みを記録した千代田路子の写真作品を中心に、修復家の言葉を伝える松山瑞樹のインタビュー映像を展示する。12月25日には、修復家・長井武志の講演会が開催される。羅漢像修復を紹介し、文化財継承の重要性を伝える。

<展示会情報>

「五百羅漢修復 祈りの継承」展
会期:2021年12月21日(火)~ 26日(日)10:00〜18:00
休館日:期間中なし
会場:JCII(一般財団法人日本カメラ財団)クラブ25ギャラリー
住所:〒102-0082東京都千代田区一番町25番地JCII一番町ビル
TEL:03-3263-7110
FAX:03-3234-4650
URL:https://www.jcii-cameramuseum.jp/club25/
展示: 千代田路子 写真作品展示:約50点
松山瑞樹  映像作品展示:2点
修復工程資料配布

<仏像修復についての講演会(リアル講演会&オンライン配信)>

日時: 2021年12月25(土)14:00-15:30
場所: JCII(一般財団法人日本カメラ財団)会議室
URL:https://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/
定員: 30名(予定)
募集方法:Idea Works . P のウェブサイトから募集予定
参加費:無料
協力:
一般財団法人日本カメラ財団
天恩山五百羅漢寺
公益財団法人PHOENIX 木材・合板博物館
株式会社タムロン
主催:Idea Works . P
文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業

「祈りの継承」展 メンバープロフィール

長井武志(仏像修復家)
東京藝術大学・大学院 美術研究科(保存修復技術・彫刻専攻)修了。研究生、非常勤助手を経て(株)東京文化財修復所設立に参加。その後(有)古文化財保存修復研究所を設立、代表を務める。指定文化財(仏像・民俗資料等)を含む300体を超える修復に携わる。平成14年、目黒五百羅漢寺蔵 普賢菩薩像の修復を皮切りに、令和2年までに40体の羅漢像等の修復を行う。

千代田路子(写真家)
武蔵野美術短期大学、桑沢デザイン研究所でグラフィックデザインを専攻、同時に写真を学ぶ。デザイナーを経て、光学メーカーの広報宣伝部門に転職を機に本格的に写真による作品作りを始める。近年は国内のみならず海外での作品発表に取り組み、海外の美術館、財団で作品がコレクションされた。国内外での個展開催、写真雑誌への作品掲載、受賞実績がある。また写真を通じて社会に貢献したいと、地域の文化継承プログラムへの参加ー神楽、人形浄瑠璃などの伝統芸能の撮影を行っている。

松山瑞樹(映像作家)
福島県福島市出身。 独学で写真を学び、営業写真を経てフリーランスフォトグラファーとして活動。東日本大震災被災後、福島を離れ現在は会社員として 光学メーカーにて技術マーケティング及び技術評価を担当。写真制作に加え、近年では映像制作に取り組む。
『たった一人でも良い。発想の触媒となる写真・映像作り』をテー マに制作活動を進行中。

 

関連記事