SNSや写真投稿サイトなどでは、上手な写真が溢れています。しかし、その中で作者の個性が光って、思いが伝わる「面白い写真」はどれだけあるでしょうか。写真家の野寺治孝さんは、著書「PERFECT PHOTO RECIPES BOOK(パーフェクト・フォトレシピブック)」の中で、撮影者の感性を活かした「面白い写真」の撮り方をわかりやすく、レシピ風に解説しています。
本記事では、「青いクラシックカー」の撮り方レシピをご紹介します。
ファーストインプレッションを大切にしよう。
【タイトル】
青いクラシックカー
【難易度】
★★★
【データ・機材・条件】
◯撮影場所:ハワイ・オアフ島・ワイキキ
◯使用レンズ/撮影データ:50mm F1.4 1/125 秒 F8 絞り優先AE - 2/3 補正 ISO100
◯使用機材/準備するもの:フィルム一眼レフカメラ
◯光の状態:晴天の日陰
◯構図/アングル:クラシックカーを画面左上に入れる/ハイアングル
【撮り方】
◯被写体の発見:ホテルのテラスから下を見たらきれいなクラシックカーが停まっていた。
◯撮影方法:道路が黒いので露出を- 2/3 にする。絞ってパンフォーカスにする。俯瞰で見て感動したのでまずはその位置から撮る。
◯注意点:明るくしない。
◯レタッチ方法:赤をやや下げる。彩度をやや下げる。コントラストを強く。
【ポイント】
とにかくきれいだった。ピカピカに磨かれてまるでオブジェのようだった。テラスから俯瞰で数枚撮った後に路上からもいろいろなアングルやディテールを撮ってみた。しかし最初に撮ったこの写真がベストショットだった。第一印象の感動を大切にしよう。
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